学習トップ理由で解く 看護師国試第4章 ▸ 必修 / Q107P024

理由で解く 看護師国試

Q107P024 基礎看護学

出典:第107回看護師国家試験(2018)午後 問24
問題
褥瘡の皮膚症状はどれか。
選択肢
1 乾燥
2 水疱
3 白斑
4 鱗屑
解答
正解2(水疱)
解説

褥瘡では持続的圧迫による組織障害で発赤・水疱・びらん・潰瘍を生じる。選択肢中では水疱が該当する(本問は正解が複数生じうるとして採点除外扱い)。

褥瘡は骨突出部への持続的圧迫と摩擦・ずれで生じる皮膚・皮下組織の阻血性障害で、消退しない発赤〈DTI〉に始まり、進行すると水疱、びらん、潰瘍へと至る(NPUAP/DESIGN-Rの深達度分類)。選択肢のなかでは『水疱』が褥瘡でみられる皮膚症状に該当する。なお本問は出題上の理由により採点から除外されている。

✗ 1. 誤り
乾燥
ドライスキンは褥瘡の危険因子ではあるが、褥瘡そのものの皮膚症状ではない
✓ 2. 正しい
水疱
圧迫による組織障害が進行するとみられる褥瘡の皮膚症状(正に該当)
✗ 3. 誤り
白斑
色素脱失などによる所見で、褥瘡の症状ではない
✗ 4. 誤り
鱗屑
鱗屑は角層がはがれ落ちて皮膚表面に付着した所見で、乾癬やアトピー性皮膚炎などでみられる。褥瘡の皮膚症状ではない
本問は、厚生労働省が「選択肢が不適切であるため」として採点対象から除外した問題です(第107回看護師国家試験 午後第24問)。原問の選択肢4は「発疹」でしたが、発疹は紅斑・丘疹・水疱などの皮膚の変化をまとめて指す言葉で、選択肢2「水疱」を含んでしまうため、正答が1つに定まりませんでした。そこで当アプリでは、演習問題として成立させるために選択肢4を「発疹」→「鱗屑」に変更しています(変更したのはこの1か所だけで、設問文と選択肢1〜3は原問のままです)。鱗屑は乾癬やアトピー性皮膚炎などでみられる所見で褥瘡の皮膚症状ではないため、改変後の正答は2「水疱」の1つに確定します。
ポイント
  • 褥瘡=持続的圧迫による阻血性の組織障害
  • 進展:消退しない発赤→水疱→びらん→潰瘍
  • 本問は採点除外
比較表
褥瘡の深達度と主な皮膚所見
段階皮膚所見
初期消退しない発赤〈DTI〉
表皮〜真皮水疱・びらん
皮下組織以深潰瘍・壊死・ポケット形成
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