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理由で解く 看護師国試

Q107P020 疾病の成り立ちと回復の促進

出典:第107回看護師国家試験(2018)午後 問20
問題
モルヒネの副作用(有害事象)はどれか。
選択肢
1 出血
2 便秘
3 高血圧
4 粘膜障害
解答
正解2(便秘)
解説

モルヒネは腸管運動を抑制するため便秘を生じ、耐性がつきにくいため予防的に緩下薬を併用する。

モルヒネなどオピオイドは消化管のオピオイド受容体に作用して腸管蠕動を抑制し、水分吸収を促すため便秘を高頻度に生じる。悪心・嘔吐や眠気には耐性ができ軽減していくが、便秘には耐性が生じにくく持続するため、投与時から緩下薬を予防的に併用するのが原則である。その他の重大な副作用に呼吸抑制がある。

✗ 1. 誤り
出血
モルヒネに抗凝固・出血傾向をきたす作用はない
✓ 2. 正しい
便秘
腸管蠕動抑制による代表的副作用で、耐性がつきにくく予防的に緩下薬を併用する
✗ 3. 誤り
高血圧
むしろ血管拡張などで血圧低下をきたすことがあり高血圧は典型的でない
✗ 4. 誤り
粘膜障害
消化管粘膜を傷害する作用はなく、粘膜障害はNSAIDs等の副作用
ポイント
  • モルヒネの副作用=便秘・悪心嘔吐・眠気・呼吸抑制
  • 便秘は耐性がつかず緩下薬を予防併用
比較表
オピオイド副作用と耐性
副作用耐性・対応
便秘耐性つきにくい→緩下薬を予防投与
悪心・嘔吐耐性で軽減→制吐薬併用
眠気多くは耐性で軽減
呼吸抑制重大な副作用、要監視
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