学習トップ理由で解く 看護師国試第5章 ▸ 必修 / Q107P006

理由で解く 看護師国試

Q107P006 成人看護学

出典:第107回看護師国家試験(2018)午後 問6
問題
スピリチュアルな苦痛はどれか。
選択肢
1 手術後の創部痛がある。
2 社会的役割を遂行できない。
3 治療の副作用に心配がある。
4 人生の価値を見失い苦悩する。
解答
正解4(人生の価値を見失い苦悩する。)
解説

スピリチュアルペインは、生きる意味・価値・存在の意義を問う実存的な苦痛である。

全人的苦痛(トータルペイン)は身体的・精神的・社会的・スピリチュアルの4側面からなる。スピリチュアルな苦痛とは、生きる意味や自己の存在価値、なぜ自分が苦しむのかといった実存的・宗教的な問いに伴う苦悩を指す。創部痛は身体的苦痛、社会的役割の喪失は社会的苦痛、副作用への心配は精神的苦痛であり、人生の価値を見失い苦悩する状態がスピリチュアルな苦痛に該当する。

✗ 1. 誤り
手術後の創部痛がある。
身体的苦痛にあたる
✗ 2. 誤り
社会的役割を遂行できない。
社会的苦痛(役割・経済・人間関係)にあたる
✗ 3. 誤り
治療の副作用に心配がある。
不安であり精神的苦痛にあたる
✓ 4. 正しい
人生の価値を見失い苦悩する。
存在・意味に関わるスピリチュアルな苦痛で正しい
ポイント
  • スピリチュアルペイン=生きる意味・存在価値の喪失に伴う実存的苦痛
  • トータルペイン=身体的・精神的・社会的・スピリチュアルの4側面
  • 身体的(痛み)・社会的(役割)・精神的(不安)と区別
比較表
全人的苦痛(トータルペイン)の4側面
側面具体例
身体的苦痛痛み・倦怠感・呼吸困難
精神的苦痛不安・抑うつ・恐れ
社会的苦痛仕事・役割喪失・経済・家族関係
スピリチュアルペイン生きる意味・存在価値の喪失、死への恐れ
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