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理由で解く 看護師国試
正期産・予定帝王切開で出生した児が、生後まもなく多呼吸(75/分)・鼻翼呼吸・呻吟・SpO2低下を呈している。帝王切開児に多い肺水の吸収遅延による新生児一過性多呼吸〈TTN〉が最も考えられる。
TTN(新生児一過性多呼吸)は、経腟分娩時の産道通過で得られる胸郭圧迫が乏しい予定帝王切開児で肺胞液(肺水)の吸収が遅れ、生後まもなく多呼吸・呻吟・鼻翼呼吸・軽度の低酸素を来す病態で、多くは数時間〜1〜2日で軽快する。本児は正期産・予定帝王切開で出生し、生後2時間で呼吸数75/分の多呼吸、鼻翼呼吸、呻吟、SpO2 87%、四肢チアノーゼを示しており、TTNの典型像に合致する。羊水混濁がないためMAS(1)は考えにくく、RDS(2)は肺サーファクタント不足による早産児の病態で正期産児では頻度が低い。心雑音がないためVSD(3)などの心疾患も否定的。
| 疾患 | 背景・特徴 |
|---|---|
| TTN(一過性多呼吸) | 予定帝王切開・正期産、肺水吸収遅延、数時間〜1-2日で軽快 |
| RDS(呼吸窮迫症候群) | 早産児、サーファクタント不足、進行性の呼吸障害 |
| MAS(胎便吸引症候群) | 羊水混濁(胎便)、過期産・仮死に合併 |
| VSD(心室中隔欠損症) | 先天性心疾患、心雑音、心不全症状 |
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