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理由で解く 看護師国試

Q107A102 小児看護学

出典:第107回看護師国家試験(2018)午前 問102
問題
Aちゃん(3歳、女児)は、父親(会社員)と母親(会社員)との3人暮らし。Aちゃんは、生後11か月のときに、卵による食物アレルギーと診断され、医師の指示で卵の除去食療法をしていた。保育所では卵を除去した給食が提供されている。Aちゃんは保育所の給食の時間に、隣の席の園児の卵が入ったおかずを摂取し、蕁麻疹と咳嗽が出現した。保育士に連れられて救急外来を受診した。Aちゃんは保育士に抱っこされ、「かゆい」と訴えており、咳込みがみられた。
翌日、Aちゃんは症状が落ち着いたため退院することとなった。母親は「卵を除去した給食を出してもらっていたのですが、また今回の様なことが起こるのではないかと心配です」と不安な様子である。このときの母親への指導として最も適切なのはどれか。
選択肢
1 「保育所はしばらくお休みしましょう」
2 「給食内容を保育所の栄養士に相談しましょう」
3 「今後の給食時の対応を保育士と相談しましょう」
4 「保育所の園児に保育士からアレルギーについて説明してもらいましょう」
解答
正解3(「今後の給食時の対応を保育士と相談しましょう」)
解説

今回の誤食は隣席の園児のおかず(卵入り)を口にしたことが原因。給食提供自体は除去食で適切に行われていたため、食事場面での見守りや配席など「給食時の対応」を保育士と相談することが再発予防に直結する。

Aちゃんの保育所では卵を除去した給食が提供されており、給食内容そのものに問題はなかった。今回の誤食は隣の席の園児の卵入りおかずを摂取したことが原因であり、問題は「食事中の見守り・配席・介助」といった給食時の対応にある。したがって再発予防には、食事時にどのように見守り座席配置を工夫するかを保育士と具体的に相談することが最も適切である。栄養士への給食内容相談(2)は既に除去食が提供されており今回の原因ではない。登園自粛(1)は生活・発達への影響が大きく過剰。他児への説明(4)は保育所の判断であり、母親への退院指導として最優先ではない。

✗ 1. 誤り
「保育所はしばらくお休みしましょう」
登園自粛は生活・集団経験の機会を奪い、根本的な再発予防にならず過剰な対応
✗ 2. 誤り
「給食内容を保育所の栄養士に相談しましょう」
「給食内容を保育所の栄養士に相談しましょう」:除去食は既に適切に提供されており、今回の誤食原因ではない
✓ 3. 正しい
「今後の給食時の対応を保育士と相談しましょう」
「今後の給食時の対応を保育士と相談しましょう」:誤食の原因である食事場面の見守り・配席を相談する再発予防に直結した最適な指導
✗ 4. 誤り
「保育所の園児に保育士からアレルギーについて説明してもらいましょう」
「園児に保育士から説明してもらいましょう」:他児への説明は保育所側の判断事項で、退院指導として優先されない
ポイント
  • 誤食原因は隣席園児の卵入りおかず=食事場面の管理が課題
  • 除去食提供自体は適切だった
  • 保育士との連携(見守り・配席)で再発予防
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