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理由で解く 看護師国試

Q107A101 小児看護学

出典:第107回看護師国家試験(2018)午前 問101
問題
Aちゃん(3歳、女児)は、父親(会社員)と母親(会社員)との3人暮らし。Aちゃんは、生後11か月のときに、卵による食物アレルギーと診断され、医師の指示で卵の除去食療法をしていた。保育所では卵を除去した給食が提供されている。Aちゃんは保育所の給食の時間に、隣の席の園児の卵が入ったおかずを摂取し、蕁麻疹と咳嗽が出現した。保育士に連れられて救急外来を受診した。Aちゃんは保育士に抱っこされ、「かゆい」と訴えており、咳込みがみられた。
母親への看護師の対応として最も適切なのはどれか。
選択肢
1 入院中の生活の留意点を説明する。
2 父親が到着するまで待合室で待機してもらう。
3 来院時から現在までのAちゃんの様子を伝える。
4 Aちゃんが食物アレルギーと診断されたときの母親の思いを聴く。
解答
正解3(来院時から現在までのAちゃんの様子を伝える。)
解説

急変の連絡を受けて到着し「大丈夫ですか」と不安を訴える母親に対しては、まず現在までの経過と子どもの状態を具体的に伝え、不安の軽減と状況理解を促すことが優先される。

Aちゃんはアナフィラキシーでアドレナリン筋注・補液・酸素投与を受け、現在はバイタルサイン安定・SpO2 99%と落ち着いている。母親は保育所からの連絡で急いで駆けつけ、状況を十分に把握できないまま「Aは大丈夫ですか」と強い不安を訴えている。この段階でまず必要なのは、来院時から現在までにどのような症状があり、どのような処置を受け、今どのような状態にあるのかを具体的に伝えることである。経過と現状を共有することで母親の不安は軽減し、以後の説明や指導も受け入れやすくなる。入院生活の留意点説明(1)や過去の診断時の思いの傾聴(4)は今の最優先ではなく、待合室での待機(2)は不安を放置することになり不適切。

✗ 1. 誤り
入院中の生活の留意点を説明する。
今後必要だが、まず現状把握を求める母親の不安には応えておらず優先度は低い
✗ 2. 誤り
父親が到着するまで待合室で待機してもらう。
不安を訴える母親を放置する対応で不適切
✓ 3. 正しい
来院時から現在までのAちゃんの様子を伝える。
来院時から現在までのAちゃんの様子を伝える:経過と現状を共有し不安を軽減する最も適切な対応
✗ 4. 誤り
Aちゃんが食物アレルギーと診断されたときの母親の思いを聴く。
心理的支援として有用だが、まず知りたいのは今の子どもの状態であり、この場面の最優先ではない
ポイント
  • 急変後に到着した家族へはまず経過と現状を具体的に伝える
  • 情報提供が不安軽減と信頼関係の基盤になる
  • 子どもの状態が安定していることを共有する
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