学習トップ / 理由で解く 看護師国試 / 第5章 ▸ 状況設定 / Q107A095
理由で解く 看護師国試
胃全摘後、食後まもなく出現する動悸・冷汗・めまい・腹痛・下痢は早期ダンピング症候群の典型症状。
Aさんは胃全摘術後で、食事の後(食後まもなく)にめまい・顔面紅潮・動悸・冷汗・下腹部痛を伴う下痢が出現している。これは早期ダンピング症候群の典型像で、胃の貯留・調節機能が失われ高浸透圧の食物内容が急速に小腸へ流入することで、腸管への体液移動と消化管ホルモン・自律神経反応が生じて起こる。術後せん妄は意識・認知の変容が主体で食事と直結した消化器・循環器症状とは異なり、乳糖不耐症は乳製品摂取時の腹部症状が中心、偽膜性大腸炎は抗菌薬使用後の発熱・水様〜血性下痢が特徴で本経過と合致しない。
| 区分 | 発症時期 | 主症状 | 機序 |
|---|---|---|---|
| 早期 | 食後30分以内 | 動悸・冷汗・めまい・腹痛・下痢 | 高浸透圧内容の急速流入・体液移動 |
| 後期 | 食後2〜3時間 | 冷汗・脱力・手指振戦(低血糖症状) | 急激な糖吸収→過剰インスリン分泌 |
解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。