学習トップ理由で解く 看護師国試第5章 ▸ 一般 / Q107A088

理由で解く 看護師国試

Q107A088 成人看護学

出典:第107回看護師国家試験(2018)午前 問88
問題
Aさん(63歳、男性)。BMI 24。前立腺肥大症のため経尿道的前立腺切除術を受け、手術後3日で膀胱留置カテーテルが抜去された。数日後に退院する予定である。Aさんへの退院指導で適切なのはどれか。2つ選べ。
選択肢
1 散歩を控える。
2 水分摂取を促す。
3 長時間の座位を控える。
4 時間をかけて入浴する。
5 排便時に強くいきまないようにする。
解答
正解2(水分摂取を促す。)、5(排便時に強くいきまないようにする。)
解説

TURP後は十分な水分摂取で尿路の洗浄・凝血塊予防を図り、排便時に強くいきまないよう指導して術後出血を防ぐ。

経尿道的前立腺切除術〈TURP〉後は切除面が創部となり、しばらく出血しやすい状態が続く。十分な水分摂取を促すことで尿量を確保し、尿路を洗浄して凝血塊による尿閉や尿路感染を予防する。また排便時に強くいきむと腹圧が上昇して術後出血を誘発するため、いきみを避けるよう指導する(必要に応じて便秘を予防する)。適度な散歩などの軽い活動は循環促進のため勧められ、長時間の座位や長湯(時間をかけた入浴)はむしろ骨盤内うっ血や出血を助長し得るため望ましくない。

✗ 1. 誤り
散歩を控える。
適度な歩行は循環を促し回復に有益で、控える必要はない
✓ 2. 正しい
水分摂取を促す。
尿量を確保し尿路の洗浄・凝血塊予防・尿路感染予防に有効
✗ 3. 誤り
長時間の座位を控える。
骨盤内うっ血を避ける意味はあるが本問の主要な指導ではなく、正答の組合せに含まれない
✗ 4. 誤り
時間をかけて入浴する。
長湯は血管拡張で出血を助長し得るため望ましくない
✓ 5. 正しい
排便時に強くいきまないようにする。
腹圧上昇による術後出血を防ぐため適切な指導
ポイント
  • TURP後は術後出血・凝血塊による尿閉に注意
  • 十分な水分摂取で尿路を洗浄し感染・凝血を予防
  • いきみ・長湯・過度な運動は出血を助長するため避ける
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