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理由で解く 看護師国試

Q107A020 基礎看護学

出典:第107回看護師国家試験(2018)午前 問20
問題
患者をベッドから車椅子へ移乗介助するときの車椅子の配置を図に示す。左片麻痺のある患者の介助で最も適切なのはどれか。
図
選択肢
1 1
2 2
3 3
4 4
解答
正解3(3)
解説

片麻痺患者の車椅子移乗では、車椅子を健側にベッドへ約20〜30度の角度で配置し、健側下肢を軸に回旋させる。

図はベッド端に端座位となった患者を上から見た模式図で、各選択肢は移乗介助時の車椅子の置き方を示す。左片麻痺の患者では右側が健側となる。移乗は健側方向へ行うのが原則で、健側の下肢を軸に体を回旋させて車椅子に座らせる。そのため車椅子は健側(この図では患者の右側=画面左)に、ベッドに対して約20〜30度の角度をつけて近づけて配置すると、立ち上がり後の回転が最小限で済み、安全かつ効率的に移乗できる。この配置に一致するのは図3である。図1は健側にあるが角度がなく回転が大きくなる。図2は患側(左)配置で麻痺側へ荷重するため危険。図4は正面に正対して置かれ下肢の動線を塞いでしまう。

✗ 1. 誤り
1
車椅子は健側(右=画面左)にあるが、ベッドに角度をつけず配置しているため、立ち上がり後に体を大きく回旋させる必要があり効率が悪い
✗ 2. 誤り
2
車椅子が患側(左=画面右)にあり、麻痺側へ荷重・移動することになり転倒の危険が高い
✓ 3. 正しい
3
車椅子を健側(右=画面左)にベッドに対して約20〜30度の角度で近づけて配置。健側下肢を軸に最小限の回転で移乗でき最も適切
✗ 4. 誤り
4
車椅子を足元に正対させて置き、下肢の動線を塞ぐため立ち上がり・移乗ができない
ポイント
  • 移乗は健側方向へ(左片麻痺なら健側は右)
  • 車椅子はベッドに約20〜30度の角度で健側に寄せる
  • ブレーキ確実・フットレストは上げる・回転を最小に
比較表
片麻痺患者の移乗の原則
項目適切な対応
車椅子を置く側健側(麻痺のない側)
車椅子の角度ベッドに対し約20〜30度
立ち上がりの軸健側の下肢
安全確認ブレーキ・フットレストを確認
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