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理由で解く 看護師国試

Q106P097 小児看護学

出典:第106回看護師国家試験(2017)午後 問97
問題
Aちゃん(11歳、女児)。眼瞼浮腫がみられたため、眼科を受診し治療を受けたが改善しなかった。その後、Aちゃんと母親が下腿の浮腫に気付き眼科の医師に相談したところ、特発性ネフローゼ症候群を疑われたため、小児科のある病院を紹介され受診した。
看護師が収集すべきAちゃんの情報で優先度が高いのはどれか。
選択肢
1 食欲
2 家族歴
3 手術歴
4 海外渡航歴
5 初経の発来の有無
解答
正解1(食欲)
解説

ネフローゼ症候群では浮腫や消化管のうっ血で食欲・食事摂取が変化しやすく、栄養・水分出納の把握につながる食欲の情報が優先度が高い。

特発性ネフローゼ症候群では低アルブミン血症による全身浮腫が生じ、腸管浮腫などから食欲低下・食事摂取量の変化が起こりやすい。食欲は現在の栄養状態や水分・塩分摂取、治療管理を評価するうえで直接的で優先度の高い情報である。特発性(一次性)ネフローゼは原因が特定されない病態で、家族歴・手術歴・海外渡航歴・初経の有無は現時点の病状把握の優先度が相対的に低い。

✓ 1. 正しい
食欲
浮腫・腸管うっ血で摂取量が変化しやすく、栄養状態・水分出納の把握に直結する優先度の高い情報
✗ 2. 誤り
家族歴
特発性(一次性)ネフローゼは遺伝性が主体でなく、現時点の病状把握の優先度は低い
✗ 3. 誤り
手術歴
現在の浮腫・腎病態の評価に直接関与せず優先度は低い
✗ 4. 誤り
海外渡航歴
感染症鑑別の一助にはなるが、ネフローゼの病状把握として優先度は低い
✗ 5. 誤り
初経の発来の有無
11歳女児で確認事項ではあるが、本疾患の急性期の病状把握に直結せず優先度は低い
ポイント
  • ネフローゼ=低アルブミン血症・高度蛋白尿・浮腫・脂質異常
  • 浮腫・腸管うっ血で食欲低下→摂取量と水分出納の把握が重要
  • 特発性は原因不明の一次性で家族歴の優先度は低い
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