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理由で解く 看護師国試

Q106P078 疾病の成り立ちと回復の促進

出典:第106回看護師国家試験(2017)午後 問78
問題
出血傾向を把握するために重要なのはどれか。2つ選べ。
選択肢
1 血糖値
2 血清鉄
3 血小板数
4 アルカリフォスファターゼ値
5 活性化部分トロンボプラスチン時間〈APTT〉
解答
正解3(血小板数)、5(活性化部分トロンボプラスチン時間〈APTT〉)
解説

止血には血小板(一次止血)と凝固因子(二次止血)が関与する。出血傾向を評価する指標は血小板数とAPTTである。

止血は、血小板による一次止血と、凝固因子が働く二次止血からなる。血小板数は一次止血能を、活性化部分トロンボプラスチン時間〈APTT〉は内因系凝固因子の働きを反映する検査であり、いずれも延長・低下すると出血傾向を来す。血糖値・血清鉄・アルカリフォスファターゼ値は止血機構と直接の関係がなく、出血傾向の評価指標にはならない。

✗ 1. 誤り
血糖値
糖代謝の指標で、止血・凝固機能とは無関係
✗ 2. 誤り
血清鉄
鉄代謝・貧血の評価指標であり、出血傾向の把握には用いない
✓ 3. 正しい
血小板数
一次止血を担う血小板の数を反映し、減少で出血傾向を来す
✗ 4. 誤り
アルカリフォスファターゼ値
肝・胆道や骨の逸脱酵素で、止血とは無関係
✓ 5. 正しい
活性化部分トロンボプラスチン時間〈APTT〉
活性化部分トロンボプラスチン時間〈APTT〉:内因系凝固能を反映し、延長で出血傾向を評価できる
ポイント
  • 一次止血=血小板、二次止血=凝固因子
  • APTTは内因系、PTは外因系凝固を反映
  • 出血傾向の基本検査は血小板数・PT・APTT
比較表
主な止血・凝固検査
検査反映する機能
血小板数一次止血(血小板の量)
APTT内因系凝固(第Ⅷ・Ⅸ因子など)
PT(プロトロンビン時間)外因系凝固(第Ⅶ因子・ワルファリン管理)
出血時間一次止血能の総合評価
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