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理由で解く 看護師国試

Q106P052 母性看護学

出典:第106回看護師国家試験(2017)午後 問52
問題
受胎のメカニズムで正しいのはどれか。
選択肢
1 排卵は黄体形成ホルモン〈LH〉の分泌が減少して起こる。
2 卵子の受精能力は排卵後72時間持続する。
3 受精は卵管膨大部で起こることが多い。
4 受精後2日で受精卵は着床を完了する。
解答
正解3(受精は卵管膨大部で起こることが多い。)
解説

受精は卵管膨大部で起こることが最も多い。

排卵された卵子は卵管采から取り込まれ、卵管膨大部で精子と出会って受精するのが典型的な経路である。排卵はLH(黄体形成ホルモン)の急増(LHサージ)によって誘発されるもので、分泌の減少ではない。卵子の受精可能時間は排卵後およそ24時間程度で72時間は長すぎる。受精卵は分割しながら卵管を移動し、受精後およそ6〜7日で子宮内膜に着床を開始(完了は受精後約11〜12日)するため、受精後2日で着床完了は誤り。したがって選択肢3が正しい。

✗ 1. 誤り
排卵は黄体形成ホルモン〈LH〉の分泌が減少して起こる。
排卵はLHサージ(急増)で誘発される。減少は誤り
✗ 2. 誤り
卵子の受精能力は排卵後72時間持続する。
卵子の受精可能時間は約24時間。72時間は長すぎる
✓ 3. 正しい
受精は卵管膨大部で起こることが多い。
典型的な受精部位で正しい
✗ 4. 誤り
受精後2日で受精卵は着床を完了する。
着床は受精後約6〜7日で開始し完了はさらに後。2日は誤り
ポイント
  • 受精部位=卵管膨大部
  • 排卵はLHサージで誘発
  • 卵子の受精可能時間は約24時間
  • 着床は受精後約6〜7日で開始
比較表
受精・着床の基礎数値
項目内容
受精部位卵管膨大部
排卵の誘発LHサージ(急増)
卵子の受精可能時間約24時間
着床開始受精後約6〜7日
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