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理由で解く 看護師国試
気管チューブが深く入りすぎて右主気管支に留置されると(片肺挿管)、左肺に換気が届かず左胸郭の挙上が不良になる。
右主気管支は左に比べて太く、正中線に対する分岐角が小さくほぼ垂直に近いため、チューブを深く挿入すると先端が右主気管支へ入りやすい(片肺挿管)。その結果、右肺のみが換気され左肺には空気が届かず、用手換気時に左胸郭の挙上が不良となる。合併症のない良好な患者で、挿管直後に片側だけ挙上不良が生じている状況は片肺挿管を強く示唆する。食道挿管なら両側の胸郭挙上がなく胃部膨満・呼吸音消失を認め、無気肺は術前健常者に急には起こりにくく、換気量不足なら左右差ではなく両側の挙上が不十分となる。よって原因は片肺挿管である。
| 状態 | 胸郭挙上の所見 |
|---|---|
| 片肺挿管(右へ) | 左側の挙上不良(片側性) |
| 食道挿管 | 両側とも挙上なし+胃部膨満 |
| 換気量不足 | 両側とも挙上が不十分 |
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