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理由で解く 看護師国試

Q106P012 基礎看護学

出典:第106回看護師国家試験(2017)午後 問12
問題
キューブラー・ロス, E.〈Kübler-Ross, E.〉による死にゆく人の心理過程で第2段階はどれか。
選択肢
1 死ぬことへの諦め
2 延命のための取り引き
3 死を認めようとしない否認
4 死ななければならないことへの怒り
解答
正解4(死ななければならないことへの怒り)
解説

キューブラー・ロスの死の受容過程は「否認→怒り→取り引き→抑うつ→受容」の5段階で、第2段階は「怒り」である。

キューブラー・ロスは終末期患者の心理を、否認(第1段階)→怒り(第2段階)→取り引き(第3段階)→抑うつ(第4段階)→受容(第5段階)の5段階で示した。死の事実を突きつけられた患者はまず「何かの間違いだ」と否認し、次に「なぜ自分が」という怒りが周囲や医療者に向かう。この怒りが第2段階にあたるため、選択肢4が正しい。

✗ 1. 誤り
死ぬことへの諦め
受容や抑うつに近い後期の心理で第2段階ではない
✗ 2. 誤り
延命のための取り引き
取り引きは第3段階であり第2段階ではない
✗ 3. 誤り
死を認めようとしない否認
否認は第1段階である
✓ 4. 正しい
死ななければならないことへの怒り
怒りが第2段階にあたる
ポイント
  • 死の受容過程=否認→怒り→取り引き→抑うつ→受容の5段階
  • 第1段階=否認、第2段階=怒り、第3段階=取り引き
比較表
キューブラー・ロスの死の受容5段階
段階心理状態特徴
第1段階否認死の事実を受け入れず「間違いだ」と否定する
第2段階怒り「なぜ自分が」と周囲や医療者へ怒りが向かう
第3段階取り引き延命を条件に神や運命と取り引きしようとする
第4段階抑うつ避けられない死を悟り気力を失う
第5段階受容死を静かに受け入れる
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