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理由で解く 看護師国試

Q106A102 小児看護学

出典:第106回看護師国家試験(2017)午前 問102
問題
A君(2か月、男児)は、1か月児健康診査で尿道下裂の疑いを指摘され、小児科を受診した。検査の結果、遠位型尿道下裂と診断された。主治医から母親に対し、体重の増加を待ち1歳前後で尿道形成術を行う必要性について説明があった。母親から看護師に対し「手術を受けるまでの間、どう過ごしたらよいですか」と質問があった。
A君は、手術を受けて1週が経過した。全身状態が安定したため、尿道カテーテルが抜去された。医師から母親に「3日間、経過を観察し、問題がなければ退院できます。退院1か月後に外来を受診してください」と説明があった。退院から外来受診までの日常生活の留意点に関して看護師が母親へ指導することになった。指導で適切なのはどれか。
選択肢
1 「水分は控えましょう」
2 「入浴は避けましょう」
3 「1日1回導尿をしましょう」
4 「腹ばいの姿勢は避けましょう」
解答
正解4(「腹ばいの姿勢は避けましょう」)
解説

再建した尿道・陰茎を圧迫しないため、腹ばい(うつ伏せ)の姿勢を避けるよう指導する。

尿道形成術後は再建部の安静と創部の圧迫回避が重要。腹ばいの姿勢は陰茎・創部を直接圧迫し、治癒不全や尿道皮膚瘻の原因になり得るため避けるよう指導する。尿路を洗い流し感染を防ぐため水分はむしろ十分に摂らせる。抜糸・創治癒後の入浴は清潔保持のため可能で一律に避ける必要はない。自排尿ができておりカテーテルも抜去されているため導尿は不要。

✗ 1. 誤り
「水分は控えましょう」
尿量を保ち尿路感染を防ぐため水分は十分に摂らせる
✗ 2. 誤り
「入浴は避けましょう」
創治癒後は清潔保持のため入浴可能で一律に避ける必要はない
✗ 3. 誤り
「1日1回導尿をしましょう」
自排尿が可能でカテーテルも抜去済み、導尿は不要
✓ 4. 正しい
「腹ばいの姿勢は避けましょう」
再建部・陰茎の圧迫を避け治癒不全や瘻孔形成を防ぐため適切
ポイント
  • 術後は創部(陰茎)の圧迫を避ける→腹ばいを避ける
  • 水分は控えず尿路感染予防のため十分に摂取
  • 尿道皮膚瘻は尿道形成術後の代表的合併症
比較表
尿道形成術後 退院時の生活指導
項目指導内容
体位腹ばいを避け創部を圧迫しない
水分尿路感染予防のため十分に摂取
入浴創治癒後は清潔保持のため可
排尿自排尿で可、導尿は不要
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