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理由で解く 看護師国試
下痢・嘔吐が続く高齢者に頻脈・集中力低下・見当識障害が急性に出現しており、水分喪失による脱水が最も考えられる。高齢者は口渇を自覚しにくく口渇がなくても脱水は否定できない。
感染性胃腸炎による下痢・嘔吐で多量の水分・電解質を喪失している高齢者に、頻脈(循環血液量減少の代償)、集中力低下、見当識障害が急性に出現している。これらは脱水による循環不全・電解質異常に伴う症状として説明でき、脱水が最も考えられる(選択肢1が正)。下痢や嘔吐で失った体液を水やお茶など電解質の乏しいものだけで補うと、体液中のナトリウム濃度が下がり、低張性脱水〈ナトリウム欠乏性脱水〉に傾きやすい。この型では血漿浸透圧が上がらないので口渇が出にくく、循環血液量の減少が先に立って頻脈や意識・集中力の低下として現れる。高齢者は口渇中枢の感受性低下で口渇を自覚しにくいため、「口渇はない」ことは脱水を否定する根拠にならない。硬膜下血腫を示す頭部外傷の情報はなく、症状は急性発症で認知症の中核症状(緩徐進行)とは合致せず、個室移動は感染対策であり隔離による拘禁症状は適切な説明でない。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 誘因 | 下痢・嘔吐による水分・電解質喪失 |
| 症状 | 頻脈・集中力低下・見当識障害・活気低下 |
| 高齢者の特徴 | 口渇を自覚しにくい |
| 鑑別 | 急性発症→認知症中核症状(緩徐進行)と区別 |
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