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理由で解く 看護師国試

Q106A044 基礎看護学

出典:第106回看護師国家試験(2017)午前 問44
問題
前腕部からの動脈性の外出血に対する用手間接圧迫法で血流を遮断するのはどれか。
選択肢
1 鎖骨下動脈
2 腋窩動脈
3 上腕動脈
4 橈骨動脈
解答
正解3(上腕動脈)
解説

間接圧迫法は出血部位より中枢側(心臓側)の止血点で動脈を圧迫する。前腕部出血では、上腕の内側を走る上腕動脈を圧迫する。

用手間接圧迫法は、出血部位より中枢(心臓)側にある動脈の止血点を圧迫して血流を遮断する止血法である。前腕部からの出血では、その中枢側で前腕全体に血液を送る上腕動脈(上腕内側の溝で触知可能)を圧迫するのが適切である。鎖骨下動脈や腋窩動脈は上肢全体を支配する上腕動脈よりさらに中枢にあり、前腕出血の止血点としては過剰で不適切。橈骨動脈は出血部位より末梢〜同じ高さで、圧迫しても中枢からの血流を遮断できない。

✗ 1. 誤り
鎖骨下動脈
上肢基部の中枢側動脈で、前腕出血の止血点としては中枢すぎて不適切
✗ 2. 誤り
腋窩動脈
腋窩部の動脈で前腕の止血点としては中枢すぎる
✓ 3. 正しい
上腕動脈
前腕部出血の中枢側にあり、圧迫で前腕への血流を遮断できる適切な止血点
✗ 4. 誤り
橈骨動脈
手首付近を走り出血部位より末梢側で、中枢からの血流を止められない
ポイント
  • 間接圧迫法は出血部位より中枢側を圧迫
  • 前腕部出血の止血点=上腕動脈
  • 橈骨動脈は末梢側で止血点にならない
比較表
出血部位と主な止血点(間接圧迫)
出血部位圧迫する動脈
前腕・手上腕動脈
下腿・足大腿動脈
頭部・側頭浅側頭動脈・総頸動脈
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