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理由で解く 看護師国試

Q106A039 基礎看護学

出典:第106回看護師国家試験(2017)午前 問39
問題
Barré〈バレー〉徴候の査定の開始時と判定時の写真(1〜4)を図に示す。左上肢のBarré〈バレー〉徴候陽性を示すのはどれか。
図
選択肢
1 1
2 2
3 3
4 4
解答
正解4(4)
解説

Barré徴候陽性は「患側上肢が下方へ下降し、さらに前腕が回内する」ことで、④は左上肢が落下して手掌が下を向く回内を示している。

Barré〈バレー〉徴候(上肢)は、閉眼で両上肢を手掌を上に向け(回外位)前方へ水平に保持させ、約20秒後に判定する。錐体路(皮質脊髄路)障害側では上肢が緩徐に下降し、前腕が回内する「回内落下(pronator drift)」がみられる。開始時は左右とも水平・回外位で差がない。判定時、④では手前の左上肢が下方へ落下したうえに手掌が下を向く回内を呈し、対側の右上肢は水平位を保持している。これが左上肢のBarré徴候陽性像である。①は下方落下・回内がなく、②は落下はあるが手掌が上向きのままで回内を欠き、③は両側性の下垂で左に限局しない。したがって左上肢の陽性を示すのは④。

✗ 1. 誤り
1
手前の上肢は水平のままで下方への落下も回内もなく、左上肢の陽性所見はみられない
✗ 2. 誤り
2
手前の上肢は下垂するが手掌が上を向いたまま(回外位)で回内を欠き、典型的な陽性とはいえない
✗ 3. 誤り
3
両上肢がともに下垂し手掌は上向きで、左に限局した所見でも回内でもない
✓ 4. 正しい
4
手前(左)の上肢が下方へ落下し手掌が下を向く回内を呈し、対側(右)は水平位を保つ=左上肢のBarré徴候陽性
ポイント
  • 上肢バレー徴候=閉眼・両上肢挙上位で保持
  • 陽性所見=麻痺側上肢が回内しながら下降
  • 軽度の錐体路障害(片麻痺)のスクリーニング
比較表
バレー徴候の判定
項目内容
方法閉眼・手掌を上に両上肢を水平挙上し保持
陽性麻痺側が回内しつつ下降
意義軽度片麻痺(錐体路障害)の検出
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