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理由で解く 看護師国試

Q106A008 老年看護学

出典:第106回看護師国家試験(2017)午前 問8
問題
老年期の身体的な特徴で正しいのはどれか。
選択肢
1 尿量の増加
2 味覚の感度の向上
3 体温調節能の低下
4 外来抗原に対する抗体産生の亢進
解答
正解3(体温調節能の低下)
解説

加齢では恒常性維持機能が低下し、体温調節能も低下して高体温・低体温をきたしやすい。

老年期には各臓器の予備能と恒常性維持機能が低下する。体温調節では、皮膚の温度感受性低下・発汗機能低下・基礎代謝低下・血管運動反応の鈍化により暑さ寒さへの適応が悪くなり、熱中症や低体温を起こしやすい。腎の濃縮力低下や口渇感の減弱、味覚感度の低下、免疫機能(特に獲得免疫)の低下も特徴で、体温調節能の低下が正しい。

✗ 1. 誤り
尿量の増加
腎機能低下・濃縮力低下はあるが「尿量増加」が老年期の一般的特徴とはいえない
✗ 2. 誤り
味覚の感度の向上
味蕾の減少などで味覚感度はむしろ低下する
✓ 3. 正しい
体温調節能の低下
発汗・血管運動・代謝の低下により体温調節が障害される、正しい
✗ 4. 誤り
外来抗原に対する抗体産生の亢進
加齢で獲得免疫は低下し抗体産生も減弱する
ポイント
  • 加齢で恒常性維持機能・予備能が低下
  • 体温調節能低下→熱中症・低体温のリスク
  • 味覚感度・免疫機能も低下
比較表
加齢に伴う主な身体機能の変化
機能変化
体温調節低下(発汗・血管運動反応の鈍化)
味覚・口渇感低下・減弱
腎濃縮力低下
免疫(獲得免疫)低下(抗体産生減弱)
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