
この図の解説
右膝関節を前面・後面・脛骨関節面(上面)・矢状断面の4図で示した総合図。前十字靭帯・後十字靭帯・内側/外側半月・内側側副靭帯・外側側副靭帯・膝蓋靭帯・大腿四頭筋腱・膝蓋骨などがラベルされる。矢状断面では膝蓋上嚢・膝蓋下脂肪体・関節腔が描かれ、屈曲時に膝蓋上嚢が引かれ二重膜から単膜へ広がる様子が矢印で示される。
学習の要点
- 膝の安定は十字靭帯(前・後)と側副靭帯(内側・外側)が担う。前十字靭帯は脛骨の前方移動を、後十字靭帯は後方移動を制動する。
- 内側半月・外側半月は大腿骨顆と脛骨顆の間のクッション。内側半月は内側側副靭帯と癒合するため、内側損傷では両者+前十字靭帯が同時に傷つきやすい(unhappy triad)。
- 膝蓋骨は大腿四頭筋腱の中に埋まる種子骨で、下方は膝蓋靭帯として脛骨粗面に付く。膝蓋面(大腿骨前面)を滑る。
- 膝蓋上嚢は関節腔と連続する滑液包で、屈曲時に大腿四頭筋に引き上げられる。膝蓋下脂肪体・深膝蓋下滑液包も併記される。
- 後面図では顆間窩・内側顆・外側顆と、前・後十字靭帯の起始停止の位置関係が確認できる。半月と側副靭帯の連結関係が臨床の要。
比較表
確認問題(その場で確認・記録には残りません)
前十字靭帯・後十字靭帯の制動方向は?
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答え: 前十字靭帯は脛骨の前方移動、後十字靭帯は後方移動を制動する。
unhappy triad(内側損傷で同時に傷つきやすい3つ)とは?
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答え: 内側半月は内側側副靭帯と癒合するため、内側損傷では内側半月+内側側副靭帯+前十字靭帯が同時に傷つきやすい。
膝蓋骨はどんな骨で、下方は何になるか?
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答え: 大腿四頭筋腱の中に埋まる種子骨で、下方は膝蓋靭帯として脛骨粗面に付く。
※ 確認問題はその場の理解確認用で、復習スケジュール(FSRS)には記録されません。