学習トップ理由で解く 解剖学第10章 ▸ G. 頭蓋骨 / Q0842

理由で解く 解剖学

Q0842 運動器系

出典:あマ指 第15回(2007) 問題18
問題
蝶形骨にみられないのはどれか。
選択肢
1 視神経管
2 上眼窩裂
3 内耳孔
4 卵円孔
解答
正解3(内耳孔)
解説
✗ 1.
視神経管
✗ 正しい。 視神経管は蝶形骨小翼の根部にあり、視神経と眼動脈が通る孔である。眼窩と頭蓋内をつなぐ管で、蝶形骨にみられる重要な孔である。
✗ 2.
上眼窩裂
✗ 正しい。 上眼窩裂は蝶形骨の大翼と小翼の間の裂け目で、動眼神経・滑車神経・三叉神経第1枝(眼神経)・外転神経・上眼静脈が通過する。蝶形骨にある重要な裂孔である。
✓ 3. 誤り
内耳孔
内耳孔(内耳道口)は側頭骨錐体部の後面に開口する孔で、顔面神経・内耳神経・迷路動脈が通過する。蝶形骨ではなく側頭骨にみられるため、この選択肢が「蝶形骨にみられない」答えとなる。視覚器の文脈では眼窩を構成する蝶形骨と、聴覚・平衡器官を納める側頭骨を区別する狙いの設問である。
✗ 4.
卵円孔
✗ 正しい。 卵円孔は蝶形骨大翼の中頭蓋窩底にあり、三叉神経第3枝(下顎神経)が通過する。蝶形骨にみられる神経孔の代表である。
ポイント
  • 蝶形骨の主な孔は「視神経管・上眼窩裂・正円孔・卵円孔・棘孔」など。内耳孔は側頭骨にある。
  • 覚え方のコツ: 「ちょう=視・上眼窩裂・正円・卵円・棘」の5孔を列挙、内耳孔だけ側頭骨とセットで暗記。
  • 関連知識: 正円孔(V2上顎神経)、卵円孔(V3下顎神経)、棘孔(中硬膜動脈)も蝶形骨大翼にあり、V2・V3の通路を区別する。
  • よくある間違い: 「内耳孔」を「内耳=聴器=眼窩の蝶形骨とセット」と連想で誤答しやすい。内耳は側頭骨錐体部。
  • 臨床応用: 上眼窩裂症候群では通過する動眼・滑車・外転・眼神経障害で複視・眼球運動障害・眼瞼下垂・角膜知覚低下をきたす。
解説画像
あマ指 第15回(2007) 問題18|蝶形骨にみられないのはどれか。 解説図
あマ指 第15回(2007) 問題18|蝶形骨にみられないのはどれか。
この問題の解説の修正を依頼する

解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。

この問題をアプリで理由で解く 解剖学
App Store入手