
この図の解説
女性骨盤を上面と前面から見て、分界線(Linea terminalis)を構成する要素を示した図。分界線は後方から順に、岬角(仙骨)→弓状線(腸骨)→恥骨櫛(恥骨上縁)→恥骨結合上縁を結ぶ環として括られている。仙腸関節・腸骨稜・上前腸骨棘・下前腸骨棘・寛骨臼・坐骨結節も併記。下の文で分界線が大骨盤と小骨盤の境界を作る輪であることが説明される。
学習の要点
- 分界線の走行順を『岬角→弓状線→恥骨櫛→恥骨結合上縁』と後ろから前へ辿って覚える。この輪が骨盤上口を縁取る。
- 分界線は大骨盤(上方の広い部分)と小骨盤(下方)の境界。小骨盤が囲む円筒形の空間が骨盤腔で、骨盤内臓が入り分娩時は産道となる。
- 各部の担当骨に注意:岬角=仙骨、弓状線=腸骨、恥骨櫛=恥骨。3つの寛骨構成骨がリレーして輪を作る。
- 骨盤上口=分界線に沿う面、骨盤下口=骨盤底の出口。両者の間が骨盤腔。上口と下口を混同しない。
- 上前腸骨棘(ASIS)・下前腸骨棘(AIIS)・腸骨稜・坐骨結節・寛骨臼は分界線には含まれないランドマーク。触診や筋付着の基準として区別する。
比較表
確認問題(その場で確認・記録には残りません)
分界線の走行順(後→前)は?
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答え: 岬角→弓状線→恥骨櫛→恥骨結合上縁。
分界線は何と何の境界か?
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答え: 大骨盤(上方の広い部分)と小骨盤(下方)の境界で、骨盤上口を縁取る。
上前腸骨棘・坐骨結節・寛骨臼は分界線に含まれるか?
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答え: 含まれない。触診や筋付着の基準となるランドマークで区別する。
※ 確認問題はその場の理解確認用で、復習スケジュール(FSRS)には記録されません。