学習トップ理由で解く 解剖学第10章 ▸ F. 下肢の骨格 / Q0825

理由で解く 解剖学

Q0825 運動器系

出典:あマ指 第9回(2001) 問題17
問題
足の舟状骨と関節を構成しないのはどれか。
選択肢
1 中足骨
2 外側楔状骨
3 内側楔状骨
4 距骨
解答
正解1(中足骨)
解説
✓ 1. 誤り
中足骨
足の舟状骨は近位面で距骨と、遠位面で内側・中間・外側の3つの楔状骨と関節するが、中足骨との間には立方骨と3つの楔状骨(および足根中足関節=リスフラン関節)を介するため直接関節しない。中足骨と直接関節するのは遠位の足根骨、すなわち3楔状骨(第1〜3中足骨)と立方骨(第4・5中足骨)である。舟状骨はあくまで近位・遠位の足根骨をつなぐ中継役として内側縦足弓の頂点をなす。
✗ 2.
外側楔状骨
✗ 正しい。 外側楔状骨は遠位足根骨の最外側にあり、舟状骨の遠位面外側と関節する。遠位では第3中足骨と関節し、内側縦足弓の一部をなす。
✗ 3.
内側楔状骨
✗ 正しい。 内側楔状骨は遠位足根骨の最内側にあり、舟状骨の遠位面内側と関節する。遠位では第1中足骨と関節し、足弓の内側縁を形成する。
✗ 4.
距骨
✗ 正しい。 距骨は舟状骨と距舟関節を形成する。これは距踵舟関節の一部をなし、足の内反・外反運動に重要な役割を果たす。
ポイント
  • 舟状骨は近位=距骨、遠位=3つの楔状骨と関節し、中足骨とは直接関節しない。
  • 覚え方のコツ: 「舟状骨は距骨と楔状骨のサンドイッチ」。舟状骨の前後に距骨(近位)と楔状骨3兄弟(遠位)がある。
  • 関連知識: リスフラン関節(足根中足関節)は楔状骨・立方骨と中足骨の関節で、舟状骨は含まれない。ショパール関節(横足根関節)=距舟関節+踵立方関節。
  • よくある間違い: 「近位に踵骨」と誤解する。舟状骨の近位面は距骨のみと関節(踵骨とは直接関節しない)。
  • 臨床応用: 底側踵舟靭帯(スプリング靭帯)が伸びると距骨前方部と舟状骨が下方に落ちて扁平足となる。
比較表
関節する骨
距骨 脛骨・腓骨(距腿)、踵骨(距骨下)、舟状骨(距舟)
踵骨 距骨、立方骨
舟状骨 距骨、内側・中間・外側楔状骨
立方骨 踵骨、外側楔状骨、第4・5中足骨
3楔状骨 舟状骨、相互、第1〜3中足骨、立方骨(外側楔状骨のみ)
解説画像
あマ指 第9回(2001) 問題17|足の舟状骨と関節を構成しないのはどれか。 解説図
あマ指 第9回(2001) 問題17|足の舟状骨と関節を構成しないのはどれか。
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