学習トップ理由で解く 解剖学第10章 ▸ C. 脊柱 / Q0780

理由で解く 解剖学

Q0780 運動器系

出典:あマ指 第22回(2014) 問題18
問題
骨で岬角があるのはどれか。
選択肢
1 胸 骨
2 寛 骨
3 仙 骨
4 大腿骨
解答
正解3(仙 骨)
解説
✗ 1. 誤り
胸 骨
胸骨には胸骨柄・胸骨体・剣状突起という3部があり、頸切痕・鎖切痕・胸骨角などの隆起や切痕はあるが、岬角と呼ばれる部位はない。
✗ 2. 誤り
寛 骨
寛骨には腸骨・坐骨・恥骨の3部と、寛骨臼・閉鎖孔・弓状線・腸骨稜などの構造があるが、岬角は存在しない。
✓ 3. 正しい
仙 骨
仙骨上面(仙骨底)の前縁、第1仙椎椎体の前端にある突出部を岬角という。岬角は分界線(恥骨結合上縁−恥骨上縁−腸骨弓状線−岬角)の一部をなし、骨盤を大骨盤と小骨盤に区切る上口の目印。また産科では骨盤入口面の測定基準となる。
✗ 4. 誤り
大腿骨
大腿骨には骨頭・大転子・小転子・粗線・内側顆・外側顆などの構造があるが、岬角という名称の部位はない。
ポイント
  • 岬角は仙骨底の前縁、第1仙椎椎体前端の隆起で、骨盤上口(分界線)の目印。
  • 覚え方のコツ: 「サキ(岬)は仙骨のサキ(先)」。仙骨の先端状の突出として記憶。
  • 関連知識: 分界線:恥骨結合上縁→恥骨上縁→腸骨弓状線→岬角。この線で骨盤を大骨盤と小骨盤に分ける。
  • よくある間違い: 「岬」という語から海沿い・突出部と連想し大腿骨・胸骨などに誤誘導されやすい。
  • 臨床応用: 産科の骨盤計測では岬角から恥骨結合上縁までの距離(産科的結合線)が骨盤入口の広さの指標。
比較表
代表的な突出・目印
仙骨 岬角、正中仙骨稜、仙骨尖
胸骨 頸切痕、胸骨角、剣状突起
寛骨 上前腸骨棘、坐骨結節、恥骨結節
大腿骨 骨頭、大転子、小転子、内側・外側顆
解説画像
あマ指 第22回(2014) 問題18|骨で岬角があるのはどれか。 解説図
あマ指 第22回(2014) 問題18|骨で岬角があるのはどれか。
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