学習トップ理由で解く 解剖学第10章 ▸ A. 骨格系総論 / Q0770

理由で解く 解剖学

Q0770 運動器系

出典:あマ指 第22回(2014) 問題19
問題
関節とその種類との組合せで正しいのはどれか。
選択肢
1 顎関節 ――――― 球関節
2 上橈尺関節 ――― 楕円関節
3 指節間関節 ――― 蝶番関節
4 距腿関節 ―――― 顆状関節
解答
正解3(指節間関節 ――― 蝶番関節)
解説
✗ 1. 誤り
顎関節 ――――― 球関節
顎関節は関節円板を介する特殊な関節で、一般には楕円関節として扱われる。球関節の代表は肩関節・股関節(臼状関節)である。
✗ 2. 誤り
上橈尺関節 ――― 楕円関節
上橈尺関節は橈骨頭が橈骨輪状靭帯に囲まれて尺骨の橈骨切痕を回転する車軸関節。楕円関節ではない。楕円関節の代表は橈骨手根関節。
✓ 3. 正しい
指節間関節 ――― 蝶番関節
指節間関節(手の指のPIP関節・DIP関節、母指のIP関節)は、関節頭と関節窩が円柱の側面の一部となる典型的な1軸性の蝶番関節で、屈伸運動のみを行う。腕尺関節と並ぶ蝶番関節の代表例。
✗ 4. 誤り
距腿関節 ―――― 顆状関節
距腿関節は脛骨下関節面・内果関節面・腓骨外果関節面からなる関節窩が距骨滑車を挟むラセン関節(蝶番関節の一種)である。顆状関節の代表は中手指節関節と膝関節。
ポイント
  • 指節間関節は1軸性の蝶番関節で、屈伸のみ可能。腕尺関節と並ぶ蝶番関節の代表例。
  • 覚え方のコツ: 「蝶番=IP・腕尺、車軸=上橈尺・正中環軸、ラセン=距腿」と組で覚える。
  • 関連知識: 距腿関節は脛骨と腓骨の下端が関節窩、距骨滑車が関節頭。ラセン階段状に回転しつつ進行する動きが特徴。
  • よくある間違い: 距腿関節を顆状関節とする誤答が多い。顆状関節はMP関節と膝関節の2つが代表。
  • 臨床応用: 手指の変形性関節症(ヘバーデン結節はDIP、ブシャール結節はPIP)は蝶番関節の典型的な変性。
比較表
関節 種類
顎関節 楕円関節(関節円板を有する特殊関節)
上橈尺関節 車軸関節
指節間関節(IP) 蝶番関節
中手指節関節(MP) 顆状関節
距腿関節 ラセン関節(蝶番関節の変形)
母指CM関節 鞍関節
膝関節 顆状関節(または蝶番関節)
解説画像
あマ指 第22回(2014) 問題19|関節とその種類との組合せで正しいのはどれか。 解説図
あマ指 第22回(2014) 問題19|関節とその種類との組合せで正しいのはどれか。
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