学習トップ理由で解く 解剖学第9章 ▸ A. 視覚器 / Q0710

理由で解く 解剖学

Q0710 感覚器系

出典:あマ指 第28回(2020) 問題26
問題
眼球で前眼房と後眼房を隔てているのはどれか。
選択肢
1 水晶体
2 虹 彩
3 毛様体
4 硝子体
解答
正解2(虹 彩)
解説
✗ 1. 誤り
水晶体
水晶体は後眼房の後方にあり、後眼房と硝子体腔を隔てる位置にある。前眼房と後眼房の境界ではない。
✓ 2. 正しい
虹 彩
虹彩は毛様体から起こり水晶体の前方を縁どる円板状の膜で、前方に前眼房(角膜との間)、後方に後眼房(水晶体・毛様体小帯との間)を区画する。瞳孔(虹彩中央の孔)を介して眼房水が後眼房から前眼房へと流れる仕組みで、前眼房と後眼房を隔てる構造そのものである。絞り機構としての光量調節、房水循環の通路、両方の役割を担う。
✗ 3. 誤り
毛様体
毛様体は後眼房の側壁を構成する血管膜の一部で、眼房水の産生源となるが、前眼房と後眼房の境界そのものではない。
✗ 4. 誤り
硝子体
硝子体は水晶体の後方にあるゼリー状物質で、網膜と水晶体に接する後部腔を満たす。前眼房・後眼房のいずれとも直接境をなさない。
ポイント
  • 前眼房と後眼房は虹彩によって隔てられ、瞳孔で連絡する。
  • 覚え方のコツ: 前=角膜〜虹彩、後=虹彩〜水晶体、と虹彩を挟んで2つの房、とイメージ固定。
  • 関連知識: 眼房水は毛様体→後眼房→瞳孔→前眼房→シュレム管の順に流れ、虹彩は流路の要であるとともに分離壁でもある。
  • よくある間違い: 水晶体を境界と誤答しやすいが、水晶体は後眼房と硝子体腔の境。
  • 臨床応用: 閉塞隅角緑内障では虹彩後面が水晶体前面に密着し房水が後眼房に滞る瞳孔ブロックが生じ、隅角閉塞へ波及する。
解説画像
あマ指 第28回(2020) 問題26|眼球で前眼房と後眼房を隔てているのはどれか。 解説図
あマ指 第28回(2020) 問題26|眼球で前眼房と後眼房を隔てているのはどれか。
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