学習トップ理由で解く 解剖学第8章 ▸ J. 脊髄神経 / Q0671

理由で解く 解剖学

Q0671 神経系

出典:鍼灸 第27回(2019) 問題25
問題
脊髄神経とその数の組合せで正しいのはどれか。
選択肢
1 頸神経――――――7 対
2 胸神経――――――11 対
3 腰神経――――――5 対
4 仙骨神経―――――6 対
解答
正解3(腰神経――――――5 対)
解説
✗ 1. 誤り
頸神経――――――7 対
頸神経は8対(C1〜C8)である。頸椎は7個しかないが、後頭骨と第1頸椎の間から出るものを第1頸神経として数え、第7頸椎と第1胸椎の間から出るのが第8頸神経となるため、椎骨数(7)と神経数(8)が食い違う。
✗ 2. 誤り
胸神経――――――11 対
胸神経は12対(T1〜T12)である。胸椎12個の各椎骨下から同番号の神経が出る。T1〜T11の前枝は肋間神経、T12前枝は肋下神経として腰神経叢に合流する。
✓ 3. 正しい
腰神経――――――5 対
腰神経は5対(L1〜L5)である。腰椎5個の各椎骨下から同番号の神経が出る。L1〜L4前枝はT12とともに腰神経叢を、L4〜L5は腰仙骨神経幹として仙骨神経叢に合流する。胸椎以下では椎骨数と神経数が一致する。
✗ 4. 誤り
仙骨神経―――――6 対
仙骨神経は5対(S1〜S5)である。融合した仙骨の前仙骨孔(前枝)と後仙骨孔(後枝)から出る。脊髄神経全体は頸8+胸12+腰5+仙骨5+尾骨1=31対となる。
ポイント
  • 脊髄神経は31対(頸8・胸12・腰5・仙骨5・尾骨1)で、頸部のみ椎骨数+1となる。
  • 覚え方のコツ: 「8・12・5・5・1(ハチ・ジュウニ・ゴ・ゴ・イチ)」で語呂化。頸だけが椎骨数を1上回る例外。
  • 関連知識: 頸神経の番号は「椎骨の上」から出る(C1は後頭骨とC1の間)。胸椎以下は「椎骨の下」から出るので椎骨数と一致。
  • よくある間違い: 頸神経を7対と誤る(頸椎数に引きずられる)、仙骨神経を6対と誤る(椎間孔数の勘違い)。
  • 臨床応用: 脊髄損傷の高さを椎骨番号で判定する際、頸部では神経番号と椎骨番号が1つずれることに注意。例:C7椎体損傷はC8神経根に影響。
比較表
部位 椎骨数 神経対数 出口の位置
頸神経 7個 8対 椎骨の上(C1は後頭骨とC1の間)
胸神経 12個 12対 椎骨の下
腰神経 5個 5対 椎骨の下
仙骨神経 融合仙骨 5対 前後仙骨孔
尾骨神経 1個 1対 仙尾部
合計 31対
解説画像
鍼灸 第27回(2019) 問題25|脊髄神経とその数の組合せで正しいのはどれか。 解説図
鍼灸 第27回(2019) 問題25|脊髄神経とその数の組合せで正しいのはどれか。
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