学習トップ理由で解く 解剖学第1章 ▸ D. 人体の区分と方向 / Q0066

理由で解く 解剖学

Q0066 人体の構成

出典:あマ指 第13回(2005) 問題17
問題
人体の基準面のうち1面しかないのはどれか。
選択肢
1 正中面
2 矢状面
3 水平面
4 前頭面
解答
正解1(正中面)
解説
✓ 1. 誤り
正中面
正中面は身体を左右に対称に切半する唯一の矢状面で、人体にただ1面しか存在しない。前後方向に走る鉛直面のうち身体の中央を通るものを指し、この面と体表との交線が正中線である。他の矢状面(傍矢状面)は正中面に平行に無数に存在するが、「左右等分」という条件を満たすのは正中面のみで、このため1面に限定される。
✗ 2.
矢状面
✗ 正しい。 矢状面は身体を前後方向に切断する鉛直面全般を指し、人体内に無数に存在する。その中の1面である正中面だけが身体を左右対称に切半する特別な面である。
✗ 3.
水平面
✗ 正しい。 水平面は直立位で地面に平行な面で、上下方向の異なる高さで無数に取れる。臨床ではCT画像のスライス面として日常的に用いられる。
✗ 4.
前頭面
✗ 正しい。 前頭面(前額面)は矢状面に垂直で顔面に平行な鉛直面であり、前後方向に平行移動させて無数に取れる。冠状面とも呼ばれる。
ポイント
  • 正中面は身体を左右に等分する唯一の矢状面で1面のみ。矢状面・前頭面・水平面は平行移動で無数に取れる。
  • 覚え方のコツ: 「正中=1つだけ中央」「他の3面は何枚でも作れる」と覚える。正中面は矢状面の特別な1枚。
  • 関連知識: 3つの基本面(矢状面・前頭面・水平面)は互いに直交する。解剖学的正位は「直立・顔正面・手掌前・足先前」。
  • よくある間違い: 「矢状面=1面しかない」と誤答する。矢状面は無数、その中で左右対称の唯一の面が正中面。
  • 臨床応用: CT画像は通常水平面(axial)スライス、MRIでは前頭面(coronal)・矢状面(sagittal)・水平面(axial)の3方向再構成が標準。画像診断では3面の名称と方向を確実に理解する必要がある。
比較表
別名 枚数 特徴
正中面 1面のみ 身体を左右対称に等分する矢状面
矢状面 無数 前後方向の鉛直面
前頭面 前額面・冠状面 無数 顔面に平行な鉛直面
水平面 横断面・axial 無数 地面に平行な面
解説画像
あマ指 第13回(2005) 問題17|人体の基準面のうち1面しかないのはどれか。 解説図
あマ指 第13回(2005) 問題17|人体の基準面のうち1面しかないのはどれか。
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