
この図の解説
この図は上皮組織を「機能」の観点から5つに分類した一覧表である。左列に被蓋上皮・分泌上皮(腺上皮)・吸収上皮・呼吸上皮・感覚上皮の名前、右列にそれぞれの役割が並ぶ。被蓋上皮は体表や中空器官(管腔)の内面を覆って保護し、分泌上皮は被蓋上皮の細胞が陥没して分泌能力を持つ細胞群になったもので外分泌腺と内分泌腺があると説明されている点に注目する。下の吹き出しにあるように、実際の上皮は複数の機能を兼ねることが多く、ひとつだけに分類されることはまれである。
学習の要点
- 被蓋上皮は「覆って守る」、分泌上皮は「出す(腺)」、吸収上皮は「取り込む」、呼吸上皮は「ガス交換」、感覚上皮は「刺激を受けて神経へ伝える」と、動詞で覚えると整理しやすい。
- 分泌上皮(腺上皮)は被蓋上皮が陥没してできたもので、外分泌腺と内分泌腺に分かれるという発生上のつながりが重要。
- 具体例をセットで覚える: 吸収上皮=小腸の粘膜上皮、呼吸上皮=肺胞の上皮。
- 感覚上皮は上皮が感覚受容器に分化したもので、味蕾・嗅上皮・内耳の有毛細胞などが該当する。
- よくある間違い: 一つの上皮を一つの機能に決めつけること。図の注記どおり、機能は兼任が普通である。
比較表
確認問題(その場で確認・記録には残りません)
分泌上皮(腺上皮)は、もともとどの上皮が変化してできたものか。
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答え: 被蓋上皮が陥没して分泌能力をもつ細胞群になったもの。
呼吸上皮の具体例として図に挙げられている器官はどこか。
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答え: 肺胞(の上皮)。
「1つの上皮は1つの機能だけをもつ」は正しいか。
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答え: 誤り。実際の上皮は複数の機能を兼ねることが多く、1つだけに分類されることはまれである。
※ 確認問題はその場の理解確認用で、復習スケジュール(FSRS)には記録されません。