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理由で解く 解剖学

Q0033 人体の構成

出典:あマ指 第15回(2007) 問題16
問題
線維軟骨からなるのはどれか。
選択肢
1 肋軟骨
2 耳介軟骨
3 関節軟骨
4 関節半月
解答
正解4(関節半月)
解説
✗ 1. 誤り
肋軟骨
肋軟骨は硝子軟骨である。肋骨と胸骨をつなぐ軟骨性の連結で、弾力性をもち呼吸運動時の胸郭の柔軟な変形を可能にする。線維軟骨ではない。
✗ 2. 誤り
耳介軟骨
耳介軟骨は弾性軟骨である。弾性線維が豊富で、折り曲げても形が復元する。外耳道・耳管軟骨・喉頭蓋と同じ弾性軟骨グループに属する。
✗ 3. 誤り
関節軟骨
関節軟骨は硝子軟骨である。骨端の関節面を薄く覆い、摩擦を減らす。軟骨膜を欠き滑液から栄養を受ける特殊な硝子軟骨で、線維軟骨ではない。
✓ 4. 正しい
関節半月
関節半月は線維軟骨からなる。膝関節の大腿骨・脛骨間に介在する半月状の板で、内側半月・外側半月に分かれる。大量の膠原線維束が走り、圧と剪断力を緩衝して関節面を適合させる。同じ線維軟骨の代表に椎間円板・恥骨結合・顎関節の関節円板がある。衝撃吸収と適合性向上という、強靭さが必要な部位に配される軟骨である。
ポイント
  • 関節半月は線維軟骨で、膝関節の大腿骨と脛骨の間で緩衝材として働く。
  • 覚え方のコツ: 「衝撃を吸収する板」=線維軟骨。膝の半月・背骨の椎間円板・骨盤の恥骨結合の3点セット。
  • 関連知識: 線維軟骨は膠原線維束が主体で、硝子軟骨に比べてコンドロイチン硫酸が少ない。血管を欠き再生能力は低い。
  • よくある間違い: 関節軟骨と関節半月を混同する。関節面そのものは硝子軟骨、関節腔内に挟まる板が線維軟骨。
  • 臨床応用: スポーツ外傷で半月板損傷(メニスカス損傷)が起こる。血管に乏しく治癒に時間を要し、しばしば外科的縫合・切除が必要となる。
解説画像
あマ指 第15回(2007) 問題16|線維軟骨からなるのはどれか。 解説図
あマ指 第15回(2007) 問題16|線維軟骨からなるのはどれか。
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