
この図の解説
この表は、軟骨を基質の性状によって硝子軟骨・弾性軟骨・線維軟骨の3種類に分け、それぞれの存在部位を対応させたものである。まず左端の「軟骨の種類」と右の「存在する場所」を縦に見比べてほしい。硝子軟骨は膠原線維の間に多量のコンドロイチン硫酸を含み、すりガラスのように半透明の乳白色を示す最も普通にみられる軟骨で、関節軟骨・肋軟骨・気管軟骨がその代表である。弾性軟骨は基質を構成する線維の約30%が弾性線維からなり弾力性に富み、耳介軟骨や喉頭蓋軟骨、鼻軟骨の多くがこれにあたる。線維軟骨は大量の膠原線維が束をつくって走る最も強靭な軟骨で、椎間円板・恥骨結合・関節半月に見られる。赤字の部位(弾性軟骨・線維軟骨の代表例)を確実に覚え、それ以外は硝子軟骨と押さえるのが得点のコツである。
学習の要点
- 軟骨は基質の性状により硝子軟骨・弾性軟骨・線維軟骨の3種に分類される。硝子軟骨が最も普通にみられる。
- 覚え方のコツ: 弾性軟骨=耳介軟骨・喉頭蓋軟骨、線維軟骨=椎間円板・恥骨結合・関節円板・関節半月。この2群だけ暗記し、残りは硝子軟骨と判断する。
- 関連知識: 硝子軟骨には関節軟骨・肋軟骨・気管軟骨が属し、半透明の乳白色でコンドロイチン硫酸を多く含む。弾性軟骨の主成分はエラスチンで淡い黄色を呈する。
- よくある間違い: 椎間円板や恥骨結合を硝子軟骨と誤答しやすい。膠原線維が豊富で圧迫に強い部位は線維軟骨である。
- 臨床応用: 椎間円板は線維軟骨で、加齢や負荷で内部の髄核が突出すると椎間板ヘルニアを起こす。
比較表
確認問題(その場で確認・記録には残りません)
椎間円板・恥骨結合・関節半月を構成する軟骨は( )である。空欄に入る語を答えよ。
答えを見る
答え: 線維軟骨
※ 確認問題はその場の理解確認用で、復習スケジュール(FSRS)には記録されません。