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理由で解く 解剖学

Q0031 人体の構成

出典:鍼灸 第13回(2005) 問題22
問題
弾性軟骨はどれか。
選択肢
1 喉頭蓋軟骨
2 甲状軟骨
3 輪状軟骨
4 気管軟骨
解答
正解1(喉頭蓋軟骨)
解説
✓ 1. 正しい
喉頭蓋軟骨
喉頭蓋軟骨は弾性軟骨である。基質に弾性線維が豊富で、嚥下時には喉頭口を覆って食塊が気管へ入るのを防ぎ、嚥下後はすぐ元の立位に戻る。この「繰り返し変形して復元する」性質は弾性軟骨ならではの特徴で、耳介軟骨・外耳道軟骨・耳管軟骨も同類である。硝子軟骨が多数を占める喉頭の中で、喉頭蓋のみが弾性軟骨である点が出題されやすい。
✗ 2. 誤り
甲状軟骨
甲状軟骨は硝子軟骨である。喉頭の中で最大の軟骨で、前正中隆起(喉頭隆起、アダムのリンゴ)をなす。硝子軟骨ゆえ加齢とともに石灰化・骨化する。
✗ 3. 誤り
輪状軟骨
輪状軟骨は硝子軟骨である。喉頭の最下部で気道を1周する唯一の完全な輪で、甲状軟骨下縁に続いて気管に移行する。輪状甲状靭帯の穿刺部位として重要である。
✗ 4. 誤り
気管軟骨
気管軟骨は硝子軟骨である。馬蹄形(C字形)をなし後方を平滑筋で閉じる。気道の支柱として陰圧時の虚脱を防ぐが、弾性軟骨ではない。
ポイント
  • 喉頭の軟骨のうち弾性軟骨は喉頭蓋のみで、甲状・輪状・気管は硝子軟骨である。
  • 覚え方のコツ: 「耳と蓋は弾性」=耳介・外耳道・耳管・喉頭蓋。蓋が開閉する=弾性と連想。
  • 関連知識: 喉頭蓋は嚥下時に披裂喉頭蓋ヒダを引き込んで喉頭口を閉鎖。誤嚥防止の要となる。
  • よくある間違い: 甲状軟骨・輪状軟骨まで弾性軟骨と覚え込む。喉頭で「弾性」は喉頭蓋1つだけ。
  • 臨床応用: 急性喉頭蓋炎では弾性軟骨の喉頭蓋が腫脹し気道閉塞を起こす。小児のインフルエンザ菌感染で重症化しやすい。
比較表
喉頭の軟骨 種類 特徴
喉頭蓋軟骨 弾性軟骨 嚥下時に気道を閉じる
甲状軟骨 硝子軟骨 最大、喉頭隆起を形成
輪状軟骨 硝子軟骨 唯一の完全な輪
披裂軟骨 硝子軟骨 声帯の可動に関与
気管軟骨 硝子軟骨 C字形、気道支持
解説画像
鍼灸 第13回(2005) 問題22|弾性軟骨はどれか。 解説図
鍼灸 第13回(2005) 問題22|弾性軟骨はどれか。
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