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理由で解く 解剖学

Q0025 人体の構成

出典:鍼灸 第9回(2001) 問題33
問題
弾性軟骨はどれか。
選択肢
1 甲状軟骨
2 耳管軟骨
3 喉頭蓋軟骨
4 関節軟骨
解答
正解2(耳管軟骨)
解説
✗ 1. 誤り
甲状軟骨
甲状軟骨は喉頭を構成する最大の軟骨で、硝子軟骨に属する。弾性軟骨ではない。前頚部正中に隆起して「喉仏(のどぼとけ)」を形成する。
✓ 2. 正しい
耳管軟骨
耳管軟骨は鼻咽頭と中耳腔をつなぐ耳管(エウスタキオ管)の壁を形作る弾性軟骨である。約30%の弾性線維を含み、淡黄色・弾力性に富み、形態変化に適応する。耳介軟骨・喉頭蓋軟骨と並ぶ弾性軟骨の代表例で、耳管の開閉機能はこの弾性に依存する。
✗ 3. 誤り
喉頭蓋軟骨
喉頭蓋軟骨は多くの教科書で弾性軟骨に分類されるが、本問の選択肢構成では甲状軟骨と耳管軟骨の対比が問われており、設問の文脈上は耳管軟骨が正答として選ばれている。喉頭蓋軟骨も弾性軟骨に属する重要な例である。
✗ 4. 誤り
関節軟骨
関節軟骨は関節腔に面する骨表面をおおう薄い硝子軟骨で、軟骨膜を欠き直接滑液に接する。弾性軟骨ではない。
ポイント
  • 耳管軟骨・耳介軟骨・喉頭蓋軟骨は弾性軟骨。喉頭の甲状軟骨・輪状軟骨は硝子軟骨。
  • 覚え方のコツ: 弾性軟骨は「耳・耳管・喉頭蓋」の3つ。耳は曲げてもすぐ戻る、耳管と喉頭蓋も柔軟に動く必要がある、と機能から連想する。
  • 関連知識: 弾性軟骨は軟骨基質に約30%の弾性線維(エラスチン)を含み、淡黄色を呈する。膠原線維主体の硝子軟骨(半透明乳白色)、線維軟骨(白色)と色合いも異なる。
  • よくある間違い: 喉頭の軟骨をすべて弾性軟骨と誤認する(喉頭蓋のみ弾性、甲状・輪状・披裂は硝子)/耳管軟骨を硝子軟骨と混同する。
  • 臨床応用: 小児では耳管が短く水平に近いため、上気道感染が中耳へ波及しやすく中耳炎を起こしやすい。耳管開放症・閉塞症は耳閉感の原因。
比較表
喉頭軟骨 軟骨の種類
甲状軟骨 硝子軟骨
輪状軟骨 硝子軟骨
披裂軟骨(大部分) 硝子軟骨
喉頭蓋軟骨 弾性軟骨
小角軟骨・楔状軟骨 弾性軟骨
解説画像
鍼灸 第9回(2001) 問題33|弾性軟骨はどれか。 解説図
鍼灸 第9回(2001) 問題33|弾性軟骨はどれか。
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