
この図の解説
図は受精後21日目の胚を示し、中央の胚盤が内側から内胚葉(黄)・中胚葉(赤)・外胚葉(青)の三層に色分けされている。右側には絨毛間腔に浮かぶ絨毛と胎児の血管、尿膜が描かれる。着床後、内細胞塊にまず外胚葉と内胚葉の2層が生じ、遅れて両者の間に中胚葉が現れる(受精後3週目ころ)。ここから体を構成するすべての組織・器官が秩序正しく分化していく。下の表が最重要で、外胚葉=皮膚・神経系・感覚器、内胚葉=消化器・呼吸器・尿路、中胚葉=骨格・筋・循環系・泌尿生殖系という振り分けを、由来ごとに正確に押さえておきたい。
学習の要点
- 三胚葉は外胚葉・中胚葉・内胚葉。まず外胚葉と内胚葉が生じ、遅れて中胚葉が両者の間に現れる(受精後約3週)。
- 覚え方のコツ: 外胚葉「わが輩は皮膚感覚が神経質」(皮膚・感覚器・神経系)、内胚葉「証拠は尿路には無いよう」(消化器・呼吸器・尿路)、中胚葉「骨肉血みどろの人生に酎ハイで乾杯」(骨・筋・循環器・腎臓・生殖器)。
- 関連知識: 皮膚の表皮は外胚葉だが、真皮や皮下組織(結合組織)は中胚葉由来。心臓・血管・血液・リンパ管はすべて中胚葉の循環系。
- よくある間違い: 尿路(膀胱・尿道)は内胚葉だが、腎臓は中胚葉(泌尿生殖系)。同じ泌尿器でも由来が分かれる点が頻出の落とし穴。
- 臨床応用: 神経系と表皮・感覚器が同じ外胚葉由来である事実は、神経堤由来疾患や母斑症(神経と皮膚に病変が併発する)の理解につながる。
比較表
確認問題(その場で確認・記録には残りません)
胚盤ではまず外胚葉と内胚葉の2層が生じ、遅れてこの2層の間に( )が生じる。空欄に入る語を答えよ。
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答え: 中胚葉
※ 確認問題はその場の理解確認用で、復習スケジュール(FSRS)には記録されません。