
この図の解説
この図は骨格筋の筋線維と筋原線維の内部構造を、上段の立体断面図と下段の拡大模式図で示したものである。上段では1本の筋線維の中に多数の筋原線維が長軸方向に詰まり、核・ミトコンドリア・筋細胞膜も描かれている。下段では筋原線維を拡大し、アクチンフィラメントとミオシンフィラメント、Z帯・A帯(暗帯)・I帯(明帯)・H帯・M線、筋節(サルコメア)、および筋小胞体の網が示されている。吹き出しにあるとおり、骨格筋細胞は多核で細長く、その内部に多数の筋原線維が走る。
学習の要点
- 覚え方のコツ: A帯=暗帯(Anは暗)、I帯=明帯とペアで覚える。Z帯からZ帯までが1つの筋節(サルコメア)。
- 関連知識: A帯はミオシンの太いフィラメントがある範囲、I帯はアクチンのみの範囲。収縮するとI帯とH帯が短くなる(滑り説)。
- 関連知識: 骨格筋線維が多核なのは、発生時に多数の筋芽細胞が融合してできるため。核は筋細胞膜直下に位置する。
- よくある間違い: 筋線維(=1個の筋細胞)と筋原線維(その中の収縮装置)を混同しないこと。階層が1段違う。
- 臨床応用: 筋小胞体はCa²⁺を貯蔵・放出して収縮を制御する。この機構の異常が悪性高熱症などに関わる。
比較表
確認問題(その場で確認・記録には残りません)
Z帯からZ帯までの1区切りを何と呼ぶか。
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答え: 筋節(サルコメア)。
骨格筋線維が多核なのはなぜか。
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答え: 発生時に多数の筋芽細胞が融合してできるため(核は筋細胞膜直下に位置する)。
筋線維と筋原線維の違いを説明せよ。
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答え: 筋線維は1個の筋細胞、筋原線維はその中の収縮装置で、階層が1段違う。
※ 確認問題はその場の理解確認用で、復習スケジュール(FSRS)には記録されません。