学習トップ理由で解く 解剖学第1章 ▸ A. 細胞 / Q0002

理由で解く 解剖学

Q0002 人体の構成

出典:鍼灸 第4回(1996) 問題15
問題
人の染色体について正しい記述はどれか。
選択肢
1 常染色体の数は46 個である。
2 性染色体の数は2 個である。
3 精子は24個の染色体を持つ。
4 精子はX染色体を2 個持つ。
解答
正解2(性染色体の数は2 個である。)
解説
✗ 1. 誤り
常染色体の数は46 個である。
常染色体は44本(22対)で、46本は性染色体2本を含む染色体全体の総数である。ヒトの染色体46本は、22対(44本)の常染色体と1対(2本)の性染色体から構成される。
✓ 2. 正しい
性染色体の数は2 個である。
ヒトの体細胞に含まれる染色体は計46本で、22対(44本)の常染色体と1対(2本)の性染色体から構成される。性染色体は女性がXX、男性がXYで、いずれも2本を持つ。この1対の組み合わせにより性別が決まり、Y染色体の有無が男性化を規定する。性染色体は男女で構成が異なる唯一の染色体対である。
✗ 3. 誤り
精子は24個の染色体を持つ。
精子は減数分裂によってつくられ、体細胞の半分である23本(常染色体22本+性染色体X or Y 1本)を持つ。受精で卵子の23本と合わさり46本が復元される。
✗ 4. 誤り
精子はX染色体を2 個持つ。
男性の性染色体はXYで、減数分裂により精子はX染色体を持つX精子とY染色体を持つY精子に分かれ、性染色体は1本である。X精子が受精すればXX(女児)、Y精子が受精すればXY(男児)となる。X染色体を2本持つのは女性の体細胞(XX)である。
ポイント
  • ヒトの染色体は計46本(22対の常染色体44本+1対の性染色体2本)で構成される。
  • 覚え方のコツ: 「常22対+性1対=23対、×2本で46本」。精子・卵子は半分の23本(22+X or Y)と対で覚える。
  • 関連知識: 女性XX/男性XY。男性の精子のみが性を決定する(性決定因子SRYはY染色体上)。
  • よくある間違い: 「常染色体=46本」と総数と取り違える/精子が「4本」などありえない数を選ぶ/精子がX染色体を2本持つと誤認。
  • 臨床応用: 性染色体異常のターナー症候群(XO、身長低下・卵巣発育不全)やクラインフェルター症候群(XXY、知能障害・精巣発育不全)は臨床現場で鑑別すべき代表例。
比較表
染色体分類 本数 男女差
常染色体 22対(44本) なし 1〜22番
性染色体 1対(2本) あり 女性XX/男性XY
合計 23対(46本) 性染色体で差 46, XX/46, XY
生殖細胞 23本(n) 精子X or Y/卵子X 受精で46本復元
解説画像
鍼灸 第4回(1996) 問題15|人の染色体について正しい記述はどれか。 解説図
鍼灸 第4回(1996) 問題15|人の染色体について正しい記述はどれか。
この問題の解説の修正を依頼する

解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。

この問題をアプリで理由で解く 解剖学
App Store入手