学習トップ理由で解く 柔道整復師解剖学 ▸ §7 生殖器系 / QJ34A068

理由で解く 柔道整復師

QJ34A068 解剖学

出典:第34回柔道整復師国家試験(2026)午前 問68
問題
卵管で受精が行われる部位はどれか。
選択肢
1 漏斗
2 膨大部
3 峡部
4 子宮部
解答
正解2(膨大部)
解説

卵子と精子が出会って受精が成立するのは卵管膨大部です。

卵管は子宮側から順に、子宮部(間質部)→ 峡部 → 膨大部 → 漏斗(先端に卵管采)という4部からなります。排卵された卵子は卵管采にすくい上げられ、漏斗から膨大部へと運ばれます。一方、精子は腟・子宮腔を通って卵管を上行し、膨大部で卵子と出会います。膨大部は卵管のなかで最も太く長く、内腔のひだが発達していて卵子が一定時間とどまるため、受精の場として適しています。受精卵は分割を繰り返しながら峡部を下って3〜4日で子宮腔に達し、着床します。卵管妊娠(異所性妊娠)の好発部位もこの膨大部です。

✓ 2. 正しい
膨大部
卵管で最も太く長い部分で、卵子がしばらくとどまるため精子と出会う場となります。受精はここで成立し、異所性妊娠が最も多く起こる部位でもあります。
✗ 1. 誤り
漏斗
漏斗は卵管の卵巣側の端で、先端の卵管采が排卵された卵子を捕らえる役割(ピックアップ)を担います。卵子の入口ではありますが、受精が行われる場所ではありません。
✗ 3. 誤り
峡部
峡部は膨大部と子宮部の間の細い部分で、受精卵が子宮へ向かって通過する通り道です。狭いため異所性妊娠が起きると早期に破裂しやすい部位ですが、受精の場ではありません。
✗ 4. 誤り
子宮部
子宮部(間質部)は卵管が子宮壁を貫いて子宮腔に開く部分で、卵管のなかで最も内腔が狭い区間です。受精卵が子宮腔に入る出口にあたります。
ポイント
  • 卵管の順序(子宮側から):子宮部 → 峡部 → 膨大部 → 漏斗(卵管采)。
  • 受精は膨大部。卵管で最も太く長い。
  • 卵管采は卵子を捕らえる(ピックアップ)。
  • 受精卵は峡部を通り、3〜4日で子宮腔に達して着床する。
  • 異所性妊娠の好発部位も膨大部。
比較表
部位位置役割
漏斗(卵管采)卵巣側の端排卵された卵子を捕らえる
膨大部漏斗の内側、最も太く長い受精の場/異所性妊娠の好発部位
峡部膨大部と子宮部の間、細い受精卵の通り道
子宮部(間質部)子宮壁内子宮腔への開口部、最も狭い
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