学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 必修問題 ▸ §17 肩関節烏口下脱臼の診察および整復 / QJ33A019
理由で解く 柔道整復師
肩甲骨頸部骨折では関節窩を含む骨片が下垂・内方へずれ、肩の輪郭が脱臼に似る。正答は2。
烏口下脱臼では骨頭が関節窩から前下方へ外れるため、三角筋の膨隆が消えて肩峰が角ばって突出し、上腕はやや外転・内旋位をとり弾発性固定を示す。肩甲骨頸部骨折でも、関節窩を含む骨片が上肢の重さで下方・内方へずれるため肩が下がり、外観だけでは脱臼と紛らわしい。区別は動きと触診で行い、骨折では弾発性固定がなく他動運動が可能で、異常可動性や軋轢音があり、骨頭は関節窩の位置にとどまる。外観が似ているということは取り違えやすいということなので、整復操作の前に必ず鑑別し、確定には画像が要るため医師の診察につなぐ。
| 所見 | 肩関節烏口下脱臼 | 肩甲骨頸部骨折 |
|---|---|---|
| 外観 | 肩の丸み消失、肩峰突出 | 肩が下がり似た輪郭変化 |
| 弾発性固定 | あり | なし |
| 他動運動 | 強い抵抗で不能 | 疼痛はあるが可能 |
| 異常可動性・軋轢音 | なし | あり |
| 骨頭の位置 | 烏口突起下など前方 | 関節窩の位置にとどまる |
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