学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 一般臨床医学 ▸ §15 主要な疾患 血液疾患 / QJ31P036
理由で解く 柔道整復師
悪性リンパ腫はリンパ球が腫瘍化する血液悪性腫瘍で、痛みを伴わないリンパ節の腫れがゆっくり大きくなるのが典型像です。
頸部・腋窩・鼠径などのリンパ節が、圧痛なく、弾性硬で、数週から数か月かけて徐々に増大します。感染に伴うリンパ節腫大が有痛性で、数日から数週で軽快するのとちょうど対照的です。これに加えて、38℃を超える発熱、盗汗(寝汗)、6か月で10%以上の体重減少という「B症状」が、診断と病期分類の両方で重視されます。組織型はホジキンリンパ腫と非ホジキンリンパ腫に大別され、日本では非ホジキンが大半を占めます。治療は化学療法・放射線療法・抗CD20抗体などの分子標的薬で、腫瘍性疾患であるため抗菌薬は効きません。施術中に、痛みのない硬いリンパ節腫大やB症状に気づいたら、経過をみるのではなく医療機関の受診を勧めることが適切な対応です。
| 悪性リンパ腫のリンパ節腫大 | 炎症性(反応性)リンパ節腫大 | |
|---|---|---|
| 圧痛 | なし | あり |
| 硬さ | 弾性硬〜硬 | 軟らかい |
| 可動性 | 乏しい(癒着・融合) | 良好 |
| 経過 | 数週〜数か月で徐々に増大 | 数日〜数週で軽快 |
| 全身症状 | 発熱・盗汗・体重減少(B症状) | 感染に伴う発熱、原発巣の症状 |
| 治療 | 化学療法・放射線療法・分子標的薬 | 原因の治療(細菌性なら抗菌薬) |
解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。