学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 生理学 ▸ §11 骨の生理 / QJ30A093
理由で解く 柔道整復師
成人の体内カルシウムは約 1 kg あり、そのおよそ 99% が骨と歯に蓄えられています。したがって正しいのは 2 です。
骨のカルシウムはヒドロキシアパタイトとして沈着し、体を支える構造材であると同時に、血中濃度を保つための巨大な貯蔵庫として働きます。残り約 1% が細胞内と細胞外液に分布し、血清カルシウム濃度はおよそ 8.5~10.4 mg/dL の狭い範囲に保たれます。血中では約半分が生理活性をもつ遊離イオン型、約 4 割がアルブミンなどの蛋白と結合し、残りが重炭酸やクエン酸との複合体という内訳です。この調節を担うのが副甲状腺ホルモン(骨吸収と腎での再吸収を促し上げる)、活性型ビタミン D(腸管吸収を促し上げる)、カルシトニン(骨吸収を抑えて下げる)です。低アルブミン血症では総カルシウムが見かけ上下がるためアルブミン値で補正して評価します。
| 血中カルシウムの分画 | およその割合 | 特徴 |
|---|---|---|
| 遊離イオン型(Ca²⁺) | 約 50% | 生理活性をもつ。筋収縮・神経伝達・血液凝固に関与 |
| 蛋白結合型 | 約 40% | 主にアルブミンと結合。アルブミン低下で総 Ca が見かけ上低下 |
| 複合体型 | 約 10% | 重炭酸・クエン酸・リン酸などと結合 |
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