学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 必修問題 ▸ §31 アキレス腱断裂の固定 / QJ30A033
理由で解く 柔道整復師
アキレス腱断裂の固定では足関節を底屈位に保つため、後方から圧を受け続ける踵部に皮膚障害(褥瘡)が生じやすいとされます。
踵部は踵骨隆起が後方に突出し、皮下組織が薄く、固定材からの圧が一点に集まりやすい部位です。加えてアキレス腱断裂では腱の緊張を緩める目的で足関節を底屈位(尖足位)で固定するため、踵の後方が副子やギプスに押しつけられた状態が続きます。予防としては踵部に綿花やパッドを当てて圧を分散させ、副子の縁が食い込まないように成形し、下腿後面全体で受けるように当てることが大切です。固定後は疼痛の増悪・熱感・しびれの訴えがないかを確認し、必要に応じて固定を外して皮膚の色調を観察します。押しても消えない発赤が残る場合は、その時点で固定を調整します。
| 部位 | 骨の突出 | 圧の集中 | 皮膚障害のリスク |
|---|---|---|---|
| 踵部 | 踵骨隆起があり大きい | 底屈位固定で後方から持続的に集中 | 高い(要除圧) |
| 下腿中央 | なし(筋腹) | 広く分散 | 低い |
| 断裂部 | なし | 分散。ただし腫脹の観察は必要 | 低い |
| 足弓部 | なし(アーチ状に浮く) | 接触しにくい | 低い |
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