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理由で解く 柔道整復師
無作為化(ランダム化)は交絡の制御、無作為抽出は選択バイアスの制御です。名前は似ていますが、操作する場面も目的も違います。
無作為化は介入研究(ランダム化比較試験)で被験者を偶然に任せて群分けする操作です。年齢・喫煙・重症度といった既知の交絡因子だけでなく、測定していない未知の交絡因子まで両群に均等に分布させられる点が最大の利点で、これが介入研究を最も信頼性の高いデザインにしています。一方、無作為抽出は母集団から標本を偶然に任せて選ぶ操作で、標本の代表性を確保し、対象の選ばれ方の偏り(選択バイアス)を減らします。研究デザインの段階では、記述疫学が人・場所・時間の切り口で疾病頻度の分布を記述して仮説をつくる段階、分析疫学がその仮説を検証する段階であり、症例対照研究とコホート研究が分析疫学の代表です。頻度の指標では、有病率がある一時点で疾病を有する者の割合(断面)、罹患率が一定期間に新たに発生する率(かかりやすさ)と区別します。
| 用語 | 何を行う/表すか | 正しい対応 |
|---|---|---|
| 無作為化 | 被験者を偶然に任せて群分けする(介入研究) | 交絡の制御 |
| 無作為抽出 | 母集団から偶然に任せて標本を選ぶ | 選択バイアスの制御 |
| 記述疫学 | 人・場所・時間別に頻度分布を記述 | 仮説の設定 |
| 分析疫学 | 要因と疾病の関連を検証 | 症例対照研究・コホート研究 |
| 有病率 | ある一時点で疾病を有する者の割合 | 断面(現在の負担量) |
| 罹患率 | 一定期間の新規発生数/観察人年 | かかりやすさ(発生の勢い) |
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