学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 生理学 ▸ §2 血液 / QJ29A083
理由で解く 柔道整復師
寿命およそ120日を終えた老化赤血球は、主に脾臓の赤脾髄でマクロファージに捕らえられて壊されます。脾臓が「赤血球の墓場」と呼ばれるゆえんです。
若い赤血球は柔らかく変形しやすいため、脾臓内の狭い網目や脾洞のすき間をすり抜けられます。ところが老化した赤血球は膜がこわばって変形能を失い、通り抜けられずに滞留し、そこで待ち構えているマクロファージに貪食されます。分解されたヘモグロビンはヘムとグロビンに分かれ、ヘムから生じたビリルビンは血中に出て肝臓へ運ばれ(間接ビリルビン)、抱合を受けて胆汁中に排泄されます。鉄はトランスフェリンに乗って回収され、骨髄で新しい赤血球づくりに再利用されます。肝臓や骨髄のマクロファージも一部を処理しますが、主役は脾臓です。「つくるのは骨髄、壊すのは脾臓」と対にして押さえましょう。
| 臓器 | 赤血球との関係 |
|---|---|
| 骨髄 | 産生の場(造血幹細胞から赤血球をつくる) |
| 脾臓 | 破壊の場(老化赤血球をマクロファージが貪食) |
| 腎臓 | エリスロポエチンを分泌し産生を促す |
| 肝臓 | ビリルビンを抱合し胆汁へ排泄(破壊の一部も担う) |
| 心臓 | 血液を循環させるポンプ。産生・破壊には関与しない |
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