学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 病理学概論 ▸ §2 疾病の一般 / QJ28A117
理由で解く 柔道整復師
1〜3はいずれも「何が肝炎を起こしたか」という原因(病因)を病名にしていますが、劇症肝炎だけは経過の激しさと重症度を表す名前で、原因は問いません。
病名のつけ方には、原因による命名(ウイルス性・アルコール性・薬剤性・じん肺など)、部位による命名(肝炎・胃炎・心筋炎など)、経過や重症度による命名(急性・慢性・劇症など)、形態や所見による命名(肺硝子膜症・粥状硬化症など)、発見者の名を冠した命名(バセドウ病・クローン病など)があります。本問は「原因による命名でないもの」を選ぶ否定形の設問なので、原因が読み取れない病名を探すのが手順です。劇症肝炎は、発症からおおむね8週以内に高度の肝機能障害と肝性脳症をきたす重症の病態を指す呼び名で、ウイルス性でも薬剤性でも自己免疫性でも、経過が劇症であれば劇症肝炎と呼びます。つまり「原因の欄が空いたままの病名」であり、これが答えになります。
| 命名のしかた | 代表例 |
|---|---|
| 原因(病因)による | ウイルス性肝炎、アルコール性肝炎、薬剤性肝炎、じん肺 |
| 経過・重症度による | 劇症肝炎、急性肝炎、慢性肝炎 |
| 部位による | 肝炎、胃炎、心筋炎、腎炎 |
| 形態・所見による | 肺硝子膜症、粥状硬化症、多発性嚢胞腎 |
| 人名(報告者)による | バセドウ病、クローン病、ホジキンリンパ腫 |
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