学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 一般臨床医学 ▸ §14 主要な疾患 循環器疾患 / QJ27P038
理由で解く 柔道整復師
心不全の症状は肺うっ血と体うっ血によるもので、発熱はそこに含まれません。正答は1。
心不全は心臓のポンプ機能が低下し、体が必要とする血液を送り出せなくなった状態です。左心不全では肺静脈圧が上がって肺うっ血となり、労作時の息切れ、発作性夜間呼吸困難、起座呼吸、湿性ラ音、ピンク色泡沫状痰が現れます。右心不全では体静脈系がうっ滞し、頸静脈怒張、下腿・足背の浮腫、肝腫大、腹水、体重増加がみられます。共通して易疲労感、夜間頻尿、四肢冷感なども生じます。一方、発熱は感染や炎症を示す所見であり、心不全の患者に発熱があれば、肺炎や感染性心内膜炎など別の原因を考えます。息切れや浮腫の悪化、数日での急な体重増加に気づいたら受診を勧めましょう。
| 左心不全(肺うっ血) | 右心不全(体うっ血) | |
|---|---|---|
| 呼吸器症状 | 労作時息切れ、発作性夜間呼吸困難、起座呼吸 | 目立たない |
| 身体所見 | 湿性ラ音、ピンク色泡沫状痰、Ⅲ音 | 頸静脈怒張、下腿浮腫、肝腫大、腹水 |
| 共通 | 易疲労感、夜間頻尿、四肢冷感、体重増加 | |
| 心不全の症状ではないもの | 発熱(感染・炎症を示唆する所見) | |
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