学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 解剖学 ▸ §7 生殖器系 / QJ27A050
理由で解く 柔道整復師
前立腺は膀胱のすぐ下、直腸のすぐ前にあります。だから直腸診で後面の大きさや硬さを触れることができます。
前立腺は栗の実大(クルミ大)の腺で、上端(前立腺底)が膀胱頸部に接し、下端(前立腺尖)が尿生殖隔膜に乗ります。前方は恥骨結合、後方は直腸で、その間には直腸膀胱中隔(デノンビリエ筋膜)が介在します。中央を前立腺部尿道が縦に貫き、後上方から入った左右の射精管が尿道後壁の精丘に開きます。分泌するのは乳白色でさらさらした弱アルカリ性の液で、精液の約3割を占め、クエン酸・酸性ホスファターゼ・PSA(前立腺特異抗原)・亜鉛などを含んで精子の運動性を高めます。加齢に伴って尿道に近い内側の部分が肥大すると尿道を圧迫して排尿困難を起こし(前立腺肥大症)、一方で癌は直腸に近い外側の部分に生じやすいため直腸診で触知しやすい、という位置と病態の対応も押さえておきましょう。
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