学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 生理学 ▸ §12 神経 / QJ25A079
理由で解く 柔道整復師
一次運動野は中心溝のすぐ前、前頭葉の中心前回にあります(Brodmannの4野)。答えは1です。
中心前回には体部位再現(運動のホムンクルス)があり、大脳縦裂に近い内側から順に下肢・体幹、そして外側溝に向かって上肢・手・顔・舌が並びます。手指や口唇のように細やかな運動を必要とする部位ほど広い皮質面積を占めます。皮質の層構造では、出力を担う第Ⅴ層(内錐体細胞層)に大型のBetz細胞があり、ここから始まる皮質脊髄路(錐体路)の大部分が延髄下端の錐体交叉で反対側へ渡ります。そのため一次運動野が障害されると、反対側に痙性麻痺が現れます。中心溝を挟んで後ろの中心後回は一次体性感覚野で、前が運動・後ろが感覚という位置関係も一緒に押さえておくと問題を素早く整理できます。
| 項目 | 一次運動野 | 一次体性感覚野 |
|---|---|---|
| 場所 | 中心前回(中心溝の前) | 中心後回(中心溝の後ろ) |
| Brodmann野 | 4野 | 3・1・2野 |
| 皮質構築 | 無顆粒皮質(第Ⅳ層が乏しく、第Ⅴ層が発達) | 顆粒皮質(第Ⅳ層が発達) |
| 信号の向き | 出力(Betz細胞から錐体路へ) | 入力(視床からの感覚を受ける) |
| 体部位再現 | 内側=下肢、外側=顔・手 | 同様に内側=下肢、外側=顔・手 |
| 障害の症状 | 対側の痙性麻痺 | 対側の感覚(触覚・深部感覚)の障害 |
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