学習トップ教科書ドリル 生理学第15章 ▸ C. バイオリズム / Q15C002

教科書ドリル 生理学

Q15C002 身体活動協調

問題

哺乳類の体内時計(マスタークロック)の局在として正しいのはどれか。

選択肢
1松果体
2視交叉上核(SCN)
3脳幹網様体
4小脳虫部
解答
正解2
解説

哺乳類の体内時計(マスタークロック)は視床下部の視交叉上核(SCN, suprachiasmatic nucleus)に存在する。SCNは網膜からの光情報を網膜視床下部路(RHT)を介して受け取り、光依存性神経節細胞(ipRGC、メラノプシン発現)がその担い手である。SCNは全身のリズムを統合し、松果体からのメラトニン分泌リズムも制御する(経路:網膜→SCN→上頸神経節→松果体→メラトニン)。時計遺伝子BMAL1/CLOCK/PER/CRYの転写-翻訳フィードバックループがSCN内で約24時間の周期を生み出す(2017年ノーベル賞:Hall/Rosbash/Young)。固有周期は約25時間(24.2時間前後)で、光同調により24時間に合わせられる。脳幹網様体は睡眠覚醒の調節に関与するが、日内リズムの中枢は視床下部SCN。臨床:Alzheimer病でSCN神経細胞脱落→sundowning(日没症候群)。

解説画像
哺乳類の体内時計(マスタークロック)の局在として正しいのはどれか。 解説図
哺乳類の体内時計(マスタークロック)の局在として正しいのはどれか。
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