学習トップ教科書ドリル 生理学第13章 ▸ H. 視覚 / Q13H003

教科書ドリル 生理学

Q13H003 感覚

問題

近くの物体を見るときの眼の状態として**正しい**のはどれか。

選択肢
1毛様体筋は弛緩する。
2Zinn小帯(毛様体小帯)は緊張する。
3水晶体は厚くなり屈折力が増す。
4瞳孔は散大する。
解答
正解3
解説

近くの物に焦点を合わせるときには、①**毛様体筋が収縮**し、②Zinn小帯(毛様体小帯)の張力が**緩み**、③水晶体は自身の弾性で**厚くなり屈折力が増す**。同時に④瞳孔括約筋の収縮による**縮瞳**と、⑤両眼内側直筋の収縮による**輻輳**が起こる。これらを近見反応の3徴(調節・縮瞳・輻輳)と呼ぶ。
- 選択肢1:近見時は毛様体筋が「収縮」であり、誤り。
- 選択肢2:近見時はZinn小帯が「弛緩」(水晶体を引っぱる力が抜ける)であり、誤り。
- 選択肢3:水晶体は厚く・屈折力増大で**正しい**。
- 選択肢4:近見時は瞳孔が「縮小」(縮瞳)であり、誤り。

「毛様体筋収縮 → Zinn小帯は逆に弛緩 → 水晶体は厚くなる」という**一見逆説的な連鎖**が本節の最頻出かつ最注意ポイントである。毛様体筋は副交感神経(動眼神経の副交感成分=Edinger-Westphal核)に支配される平滑筋である。

解説画像
近くの物体を見るときの眼の状態として**正しい**のはどれか。 解説図
近くの物体を見るときの眼の状態として**正しい**のはどれか。
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