学習トップ教科書ドリル 生理学第13章 ▸ F. 聴覚 / Q13F009

教科書ドリル 生理学

Q13F009 感覚

問題

コルチ器の有毛細胞に関する記述として正しいのはどれか。

選択肢
1有毛細胞は蝸牛管の前庭膜に並んでおり、外リンパに接している。
2有毛細胞は蝸牛管の基底膜上に配列するコルチ器の中に並び、感覚毛の先端は内リンパに接している。基底膜の進行波によって感覚毛が蓋膜との間でたわむと受容電位が発生し、蝸牛神経を介して興奮が伝達される。
3有毛細胞は鼓膜の内面に直接並び、鼓膜振動を電気信号に変換する。
4有毛細胞は骨導でのみ興奮し、気導の音刺激では興奮しない。
解答
正解2
解説

聴覚受容器である**有毛細胞**は、蝸牛管の底面をなす**基底膜**の上に並ぶ**コルチ器(ラセン器)**の中に配置される。細胞の頂端には感覚毛(不動毛)が束状に生えていて、その先端は蝸牛管を満たす**内リンパ**(K⁺優位)に接しており、上方から**蓋膜**(ゼラチン様のカバー)が覆っている。鼓膜からの振動が耳小骨を経て前庭窓・外リンパに伝わると、前庭膜を介して内リンパや鼓室階の外リンパが振動し、基底膜上のコルチ器と蓋膜の間に摩擦・圧迫が生じる。この結果、感覚毛が機械的にたわみ、先端のtip-link連結部にあるメカノ感受性チャネルが開いてK⁺が流入し、受容電位が発生する。有毛細胞には**内有毛細胞**(求心信号の主体)と**外有毛細胞**(プレスチンによる能動的な伸縮=cochlear amplifier、耳音響放射OAEの基盤)の2種がある。

解説画像
コルチ器の有毛細胞に関する記述として正しいのはどれか。 解説図
コルチ器の有毛細胞に関する記述として正しいのはどれか。
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