学習トップ教科書ドリル 生理学第13章 ▸ F. 聴覚 / Q13F006

教科書ドリル 生理学

Q13F006 感覚

問題

内耳の蝸牛とコルチ器(ラセン器)の構造に関する記述として正しいのはどれか。

選択肢
1蝸牛は直線的な管であり、内部は単一の腔として連続している。
2蝸牛はらせん形に巻かれた管で、基底膜と前庭膜により前庭階・蝸牛管・鼓室階の3階に区分される。前庭階と鼓室階は外リンパ(Na⁺優位)、蝸牛管は内リンパ(K⁺優位)で満たされ、基底膜上のコルチ器に並ぶ有毛細胞の感覚毛が上方の蓋膜との間にずれを生じることで機械電気変換が起こる。
3コルチ器の有毛細胞は蝸牛管を満たす外リンパの中で、蓋膜との摩擦なしに刺激される。
4蝸牛内のリンパは前庭階・蝸牛管・鼓室階すべてで同一組成であり、電気化学的勾配を生じない。
解答
正解2
解説

蝸牛は内耳骨迷路のうち、側頭骨中でらせん形に巻かれた管として存在する。内部は**基底膜**と**前庭膜**という2枚の膜により、上から**前庭階**・**蝸牛管**・**鼓室階**の3つの腔(階)に分けられる。前庭階と鼓室階を満たす外リンパは細胞外液に近くNa⁺優位、蝸牛管を満たす内リンパはK⁺優位で組成が異なり、この電気化学的勾配が有毛細胞の受容電位発生の基盤となる。基底膜は**基底部で高音・頂部で低音**に最も強く応答する周波数局在性を持ち、騒音性難聴ではC5 dip(4,000Hz付近)が典型。

解説画像
内耳の蝸牛とコルチ器(ラセン器)の構造に関する記述として正しいのはどれか。 解説図
内耳の蝸牛とコルチ器(ラセン器)の構造に関する記述として正しいのはどれか。
この問題の解説の修正を依頼する

解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。

この問題をアプリで教科書ドリル 生理学
App Store入手